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冬は洗濯物が乾きにくい!少しの工夫で洗濯物が早く乾くライフハック4選を洗濯研究家が解説

平島利恵洗濯研究家

洗濯研究家の平島利恵です。冬場は厚手の洗濯物がなかなか乾かず、困りますよね。寒い季節でもしっかり乾かすためには、干し方に工夫が必要です。今回は、冬場に役立つライフハック4選をご紹介します。

冬場に洗濯物を早く乾かすライフハック 4選

1. アーチ干しで風の通り道を確保

アーチ干しは、洗濯物を効率よく乾かすための基本テクニックです。長いものを両端に、短いものを真ん中に配置することで、洗濯物の間に風の通り道を作り出します。風が通りやすくなることで、乾燥スピードがぐっと上がります。

2. ずらし干しで効率よく乾かす

タオルを干す際、真ん中で折り返していませんか?この干し方ではタオルが重なり合う部分が多く、乾きにくくなります。タオルの前後の長さを少しずらして干すことで、重なりを減らし、風が当たりやすい状態を作ることができます。

干す場所が少ない方は、ニトリのバスタオルハンガーを活用するのもお勧めです。

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3. 裏返して干して内側の乾きムラを防ぐ

ズボンやシャツなどの衣類は、内側の縫い目やポケット部分が乾きにくい傾向があります。裏返して干すことで風が当たりやすくなり、乾きムラを防止できます。
この方法は紫外線による色褪せを予防する効果もあるので、デリケートな衣類には特におすすめです。

4. 脱水時に乾いたタオルを投入

洗濯機での脱水時に乾いたタオルを1枚加えると、タオルが他の洗濯物から水分を吸収し、全体の乾きが早くなります。特に厚手の衣類など乾きにくいアイテムに効果的です。

冬場に早く乾かすための基本ポイント

1. 風に当たる面積を増やす

洗濯物同士が密集していると風が通りづらく、乾きにくくなります。干す際は、こぶし1つ分の間隔を空けるように心がけましょう。

2. 風通しの良い場所に干す

冬場は気温が低いので、風がよく通る場所を選ぶことが重要です。屋外で干す場合は、風通しの良いベランダや庭がおすすめ。風が当たることで水分が蒸発しやすくなります。

3. 干す時間帯を意識する

冬は日照時間が短いため、午前中の早い時間に干すことがポイントです。特に午前10時から午後3時の間に干すと、日光と風を最大限活用できます。夕方以降に干すと湿気を吸いやすいので注意しましょう。

乾きやすさを左右する条件とは?

洗濯物が乾きやすい条件は、気温・湿度・天気がポイントです。気温は15度以上、20度を超えるとさらに乾きやすく、15度以下では乾きにくくなります。湿度は60%以下が理想です。曇りの日でも気温15度以上、湿度50%前後なら乾きますが、風がない場合は暖房を入れた室内の方が早く乾く可能性があります。

部屋干しを快適にする工夫

曇りの日など、外で干しても乾きにくい日は部屋干しも活用しましょう。

部屋干しの際は、エアコンや扇風機を併用し、風を当てて早く乾かすことで部屋干し臭を予防することができます。

冬場でも洗濯物を早く乾かすためには、ちょっとした工夫と環境づくりがポイントです。ぜひ今回ご紹介した方法で、寒い季節でも快適な洗濯ライフを楽しんでください!

洗濯研究家

2004年武庫川女子大学を卒業。株式会社リクルートに入社し、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC事業を展開。2013~2015年NY在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国し、洗濯洗剤と布ナプキンプランド"Rinenna"を展開。現在、洗濯研究家として「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。クリーニング師。

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