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タイツに毛玉ができる原因は?正しい洗濯で寿命を延ばし、快適な冬を過ごすコツを洗濯研究家が解説

平島利恵洗濯研究家

洗濯研究家の平島利恵です。冬場に活躍するタイツは「すぐに毛玉ができてしまう」「洗濯で傷んでしまう」というお悩みをよく耳にします。実は、タイツの寿命を延ばすには、日々の正しいお手入れが欠かせません。今回はタイツに毛玉を作らないための洗濯方法や収納のコツを詳しく解説します。

タイツに毛玉ができる原因とは?

タイツに毛玉ができる最大の原因は「摩擦」です。

  • 履いている間に、靴や衣類と擦れることで毛玉が発生します。
  • 洗濯中に他の衣類と絡まることで、毛玉が発生したり傷んだりします。

摩擦による毛玉を防ぐため、正しい洗濯法取り扱いを知りましょう。

タイツを長持ちさせる正しいお手入れ方法

手洗いがおすすめ

タイツを傷めにくく、毛玉や伝線を防ぐには手洗いが一番おすすめです。

■用意するもの
水が溜められる桶、中性洗剤、柔軟仕上げ剤、大きめのタオル

■手順

  1. 水に中性洗剤を溶かし、タイツを20回ほど押し洗いします。
  2. 水を入れ替え、洗剤が残らないよう2~3回すすぎます。
  3. 柔軟仕上げ剤を水に溶かし、タイツを浸します。
  4. 軽く絞り、タオルで水分を移しとります。

■注意点

  • お湯は生地を傷める恐れがあるので避けましょう。
  • 臭いが気になるときは、裏返して洗濯しましょう。

洗濯機で傷まずに洗うコツ

「手洗いは面倒」という方は、洗濯機を正しく使ってタイツを守りながら洗いましょう。

■手順

  1. 毛玉を防ぐため、タイツを裏返します。
  2. 目が細かく、小さい洗濯ネットに1枚ずつ畳んで入れます。
  3. 中性洗剤を使用し、「デリケートコース」で洗濯します。

■注意点

  • 大きいネットでは中でタイツが動き、摩擦で毛玉になるため、小さめのサイズを選びます。
  • 1枚のネットにタイツは1枚だけ入れましょう。
  • 柔軟剤をプラスすると、毛玉を予防できます。

タイツの干し方のコツ

乾燥機は生地を傷める原因になるため、使用を控えます。
型崩れや伸びを防ぐため、ウエスト部分を上にして、風通しの良い日陰で干しましょう。

毛玉ができてしまった場合のお手入れ方法

どれだけ気をつけていても、タイツは毛玉ができやすいアイテムです。毛玉が出来てしまったら、早めにケアしましょう。

  • 毛玉取り器を使用し、優しくなでるように毛玉を取り除く。
  • 毛玉を引っ張らず、ハサミで丁寧に切り取る。

収納の工夫でタイツを守る

タイツを収納する際は、次の手順でたたむと取り出しやすく、強度の高いウエスト部分が外側を守り、傷みを防げます。

  1. タイツを左右の足を揃えるように伸ばします。
  2. 膝の部分で二つ折りにし、さらに2~3回折りたたんで四角くまとめます。
  3. ウエスト部分を裏返して全体を包み込みます。

日頃のケアでタイツを長持ちさせよう

タイツの寿命を延ばすためには、日々のフットケアもポイントになります。爪や足裏の角質ケア・保湿をし、タイツが引っかからないようにしましょう。

タイツはちょっとした工夫で寿命をぐっと延ばすことができます。まずは、①裏返す ②小さな洗濯ネットに入れる ③おしゃれ着コースで洗うという3つの習慣をつけましょう!

洗濯研究家

2004年武庫川女子大学を卒業。株式会社リクルートに入社し、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC事業を展開。2013~2015年NY在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国し、洗濯洗剤と布ナプキンプランド"Rinenna"を展開。現在、洗濯研究家として「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。クリーニング師。

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