Yahoo!ニュース

【年末大掃除】洗濯機で簡単!洗濯のプロが教える「カーテンの洗い方」

平島利恵洗濯研究家

洗濯研究家の平島利恵です。年末の大掃除でカーテンを洗濯しませんか?カーテンはホコリや花粉、手垢が付着しやすく、生活臭などが染み込んでいることも。洗濯機で簡単に洗えるので、大掃除でお手入れし、清潔なお部屋で新年を迎えましょう!

消臭スプレーで済ますのはNG!

カーテンのお手入れを、消臭スプレーで済ませていませんか?除菌消臭スプレーは、洗濯の代わりにはなりません!デオドラントスプレーがシャワーの代わりにはならないのと同じ原理です。一時的に消臭・除菌し、「綺麗にしたつもり」を続けるうちに、汚れやホコリが蓄積し不衛生になるため、多用には注意しましょう。

大掃除に最適!カーテン洗濯の準備

カーテンを洗う前に必ず、洗濯表示を確認します。「水洗い不可」のマークでないものは、自宅で洗濯できます。

用意するもの

  • 大きめの洗濯ネット
  • 中性洗剤
  • 柔軟剤(あれば)

洗濯表示が「水洗い不可」のものは、クリーニング店への依頼しましょう。この機会に、ウォッシャブル対応のカーテンに買い替えるのも良いかもしれません。

年末大掃除に!カーテンの洗濯手順

  1. カーテンを畳む
    蛇腹状に洗濯ネットと同じ大きさに畳み、ネットに入れます。この時にシミがあれば洗剤を塗布し、軽くもみ洗いしておきます。
  2. 洗濯機で洗う
    洗濯機にカーテン単体で入れ、「デリケートコース」で洗います。
  3. すぐに干す
    洗濯後は速やかに干してシワを防ぎます。重たいカーテンは物干し竿に、軽いレースカーテンはそのままレールにかけてOKです。

年末だからこそ徹底ケア!つけ置き洗いで汚れを撃退

長期間洗っていないカーテンはつけ置き洗いで、染み込んだ汚れ・臭いをスッキリ落としましょう。

つけ置き洗いの手順

  1. カーテンを洗濯ネットへ
    蛇腹状に、洗濯ネットと同じ大きさに畳みます。
  2. つけ置き洗い
    40度程度のお湯にアルカリ性粉末洗剤を溶かし、1~2時間つけ置き。汚れがひどい場合は一晩おきます。
  3. 洗濯機で洗う
    単体で入れ、「デリケートコース」で洗います。

実際に、スタッフの祖母宅にあったカーテンを洗ってみるとこんなに汚水が!カーテンがスッキリ綺麗になると、部屋が明るくなったように感じられますよ!

洗濯中に窓周りも掃除して徹底的にキレイに

カーテンを洗っている間、カーテンレール窓のサッシも掃除しましょう。これらにホコリが溜まっていると、洗ったカーテンが再び汚れてしまうことに…。

掃除の手順
掃除機でホコリを吸い取ったあと、湿った布で汚れを拭き取り、乾拭きで仕上げましょう。サッシ部分の掃除は切り込みを入れたスポンジを使うと便利です。

カーテンの洗濯頻度とお手入れのコツ

  • 厚手カーテン:年に1回
  • レースカーテン:年に2~3回

カーテンは洗いすぎる傷む原因になるため、適度な頻度でのお手入れしましょう。

年末の大掃除でカーテンをキレイにすると、部屋全体が明るく清潔な印象に!洗濯機で簡単にカーテンを洗って、快適に新年を迎えましょう。

洗濯研究家

2004年武庫川女子大学を卒業。株式会社リクルートに入社し、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC事業を展開。2013~2015年NY在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国し、洗濯洗剤と布ナプキンプランド"Rinenna"を展開。現在、洗濯研究家として「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。クリーニング師。

平島利恵の最近の記事