【人は何故こころ病むのか?】ノイローゼにならないためには、何をどうすればいいのか?
こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。
今日は、「人は何故こころ病むのか?」というテーマでお話したいと思います。
人の心の病み方は、次のようになっています。
1.ある刺激を感じる。
2.その刺激を苦痛と感じる。
3.苦痛にさらされ続ける。
4.こころ病む。
以上です。
ここで大きな気付きがあります。
それは、極悪な環境にさらされると、人はこころ病むということです。
次に、極悪な環境でも、それを苦痛と感じなければこころ病まないということです。
さらに、苦痛に対し、適切に対処していけば、やっぱりこころ病まないということです。
別の言い方をします。
1.こころ病みやすい人は、極悪な環境に身を置いていることが多いです。
2.こころ病みやすい人は、何でもない環境を苦痛と感じることが多いです。
3.こころ病みやすい人は、ストレスに対処する術が未熟です。
ちなみに私(竹内成彦)は、根性なしなものですから、何でもない出来事をストレスと感じやすく、そう言った意味ではこころ病みやすい人と言えるかと思います。
続いて、こころ病まないための方法を伝授します。
1.極悪な環境から一刻も早く脱すること。
2.極悪な環境を極悪な環境だと思わないよう、強い心身を獲得すること。
3.ストレスに対処する適切な術を身につけること。
以上です。
続いて、ストレスの対処方法は次の3つです。
1.ストレスをなくすこと。これが1番です。なくす方法を自分1人で考えても思いつかないとおっしゃる方は、人に積極的に相談してみましょう。
2.ストレスをストレスと思わないよう、自分の考え方を変えること。これが大切です。自分の考え方をどう変えればいいのかわからない方は、同じ環境にいて、それをストレスと感じてない人が、物事をどう捉えているか? 1度尋ねてみると良いかと思います。
3.ストレス解消に励むこと。気分転換に励むこと。
以上です。
ここで人気のあるストレス解消法をご紹介したいと思います。
それは、「お喋り、寝る、買い物、温泉、スポーツ、食べる」等です。
美味しい物を食べるというのは、もっとも簡単に出来るストレス解消法なのですが、いかんせん、肥満になってしまうというのが大きな欠点です。
ちなみに、女性より男性、しかも40代・50代の男性の自殺率が高いのは、男性が有益なストレス解消法を持っていないから…、ということが言えそうです。男性は、女性と違って、悩みを人に言わない傾向が強いですからね。もっともストレス解消に有効と言われているお喋りをあまりしない、それが男性の自殺率が高い原因だと私は思っています。
続いて、ストレス解消の飲酒ですが、お酒は、飲んでいる時は、リラックスしていていいのですが、間違いなく脳にダメージを与えているので、あまりおススメできないです。どうぞ、お酒とは適度に上手につきあっていってください。
それと、ストレス解消にギャンブルをすることですが、ギャンブルは、勝っている時はいいのですが、負けている時はよけいにストレスを感じてしまうので、これまたあまりおススメできないです。というわけで、ギャンブルもほどほどにしてください。
私のおススメのストレス解消法は、何と言っても、いい汗を流すこと、そして話を聞いてもらうことです。これが1番です。ただ、汗を流すのは初めの一歩が億劫ですよね。続いて、話を聞いてもらうことはひとりでは出来ないですよね。それが欠点だと思います。
以上、
人は何故こころ病むのか? 病まないためにどうすればいいのか?
についてお話しましたが、今日のお話には続きがあります。
今お話した、こころ病まない方法は、ノイローゼにならない方法です。
ノイローゼとは、神経症のことです。ストレスから発症するこころの病のことです。
実は、こころの病には、ストレスとは全く無縁で発症する精神障害があるのです。たとえば統合失調症とかうつ病とか双極性障害は、悩みが全くなくても、ストレスとは無縁でも、発症するときは発症します。
これは驚きの事実ではないでしょうか?
私は、精神医学を勉強する前は、こころの病というものは、悩みに悩んだ末、それで発症するものだとばかりに思っていたものですから、悩みやストレスと関係なくこころの病になることがあると聞いたときには、それはそれは大変に驚いたものです。
私が高校生だったころ、私のクラスメイトが双極性障害になりました。当時は躁うつ病と呼ばれていたのですが、私は友だちと「わからんもんだなあ。あいつに悩みがあるようには見えなかったけどねえ」なんて話していたものです。
思いのほか、長くなってきましたので、この続きは、また明日お話しいたします。
今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。