夏の洗濯トラブル解決!洗濯槽の黒カビ対策5選を洗濯研究家が解説
洗濯研究家の平島 利恵です。夏になり、洗濯槽から嫌なニオイがしたり、洗濯物に黒いカスが付着したりしてお困りではありませんか?
これは、洗濯槽裏の黒カビが原因です。
「洗濯物が臭う」というお悩みも実は多くの場合、洗濯槽裏のカビが影響しています。せっかくの洗濯を"無"にしないため、洗濯槽は清潔に保ちましょう!
洗濯槽の衝撃実態!半年でこんなにカビだらけ?
スタッフの実家にある洗濯機を、半年ぶりに掃除しました。すると黒カビだらけ…!この洗濯槽で、ご自身やご家族の洋服を洗えますか?
月に一度でOK!カビ知らずの洗濯槽掃除法
洗濯物に黒いカスが付着し、慌てて洗濯槽クリーナーを使う方も多いと思いますが、黒カビがはがれてくる=洗濯槽裏は黒カビだらけということ。
黒カビがはがれて出てくる前に、定期的に汚れをリセットしましょう。
石けん洗剤をお使いの場合は高頻度が◎
石けん洗剤の原料は、天然油脂もしくは脂肪酸のため、合成洗剤と比べ、石けんカスが発生しやすい特徴があります。石けんカスは、黒カビのエサとなり、繁殖を招くため、石けん洗剤をお使いの場合は、1~2週間に1度の高頻度で洗濯槽の掃除を心がけると安心です。
黒カビを予防する
毎日の使い方で、洗濯槽の黒カビを予防することができます。
洗濯物を洗濯槽に残さない
着用後、汗などで湿った衣類や、洗濯後、濡れたままの衣類を洗濯槽に放置すると、洗濯槽の黒カビが繁殖する原因となってしまいます。
洗濯前は洗濯カゴに保管し、洗濯後は速やかに取り出し、すぐに干しましょう。1時間以上の放置はNGです!
洗剤・柔軟剤の使用量を守る
洗剤や柔軟剤を入れ過ぎると、溶け残りが洗濯槽に蓄積し、黒カビの栄養分になってしまいます。洗剤や柔軟剤が無駄になる上、黒カビまで生えてしまうなんてもったいないですよね。必ず規定量を計量して使用しましょう。
洗濯後は蓋を開けて換気
黒カビを予防するためには、洗濯槽の湿度を下げることが大切です。洗濯後はしばらく蓋を開け、換気しましょう。
※小さなお子様やペットがいるご家庭では、事故防止のため洗濯機の蓋を開ける際は十分注意してください。
風乾燥機能がある場合は、週に一度ほど使用し、洗濯槽内を乾燥させ、湿気を取り除くとなおよいでしょう。
「自動槽洗浄機能」をONに
洗濯後、強水流で洗濯槽・外槽内部を洗浄し、洗剤・柔軟剤・皮脂残りを洗い流すことで、黒カビの繁殖を予防できます。購入時はオフになっていることが多いので、お使いの洗濯機を確認してみましょう!
糸くずフィルターの掃除
糸くずフィルターには、洗濯時に出た糸くず(ホコリ)が蓄積します。洗濯後、このゴミが濡れたままでは、洗濯槽の湿度はいつまでも下がらず、黒カビの温床にもなってしまいます。
洗濯槽を掃除しても臭う時
洗濯機の排水溝が汚れている可能性があります。排水溝のお手入れは半年に一度が目安。髪の毛やホコリ、コインやピンなどが詰まっていることもあるので、忘れずにお掃除しましょう!
詳しい手順は「10分で終わる!簡単・排水溝の掃除術」をご覧ください。
洗濯槽裏以外のカビにも注意
洗濯槽クリーナーで、洗濯槽裏のカビを掃除できますが、他にもカビが生えやすい場所があります。洗濯槽掃除をするついでに、この3つの場所も一緒にお掃除しましょう!詳しくは「洗濯機で黒カビが生えやすい【3つの場所】」もご覧ください
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