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メイウェザーが11月13日にドバイのリングに上がる

林壮一ノンフィクションライター/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属
(写真:REX/アフロ)

 さいたまスーパーアリーナの興行に出場し、注目を集めたフロイド・メイウェザー・ジュニアだが、次は11月13日にドバイのリングに上がる。UK在住の人気YouTuber、Deji Olantunjiとグローブを交えるそうだ。同イベントもPPVでの放映が決まった。

写真:ロイター/アフロ

 メイウェザー・ジュニアが当地のリングに上がるのは2度目。今年の5月21日以来である。Deji Olantunjiはプロボクサーとなったらしいが、かつてのパウンド・フォー・パウンドと対戦するレベルではないだろう。ただ、YouTuberとして、1千70万人の登録者を獲得している。日本同様、ドバイも盛り上がっているようだ。

写真:ロイター/アフロ

 ドバイ興のプロモーターに対し「あなたたちとの仕事が、嬉しくて仕方ありません。心から感謝します。また素晴らしいボクシングの経験となりますよ」と語ったメイウェザー・ジュニア。

 「ドバイにおける世界的イベントに参加することを光栄に感じます。愛するボクシングが出来る場を用意して下さってありがとう」と、ビジネスライクに言葉を続けた。

写真:Splash/アフロ

 Deji Olantunjiも「感謝の気持ちでいっぱいだ。最高の機会だよ。歴史上の偉大なチャンプ、フロイド・メイウェザーと戦えるんだ。大いに楽しんでほしい」とコメント。

 YouTuberにとって、勝ち負けは関係なさそうだ。メイウェザー・ジュニアがケガをしない程度にイベントを終えてくれることを理解しているだろう。そのうえで、自身のYouTubeを目にする人が多ければ多いほど潤うのである。

写真:REX/アフロ

 会場となるのは1万7000人収容のコカ・コーラ・アリーナ。さいたまスーパーアリーナ以上の収益を生むだろうか。

ノンフィクションライター/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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