人見知りを直す方法(人見知りを改善・克服)
こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。
今日は、「人見知りを直す方法」というテーマでお話したいと思います。
では、早速。
人見知りという言葉は、もともと、赤ちゃんが、見慣れない人や特定の相手に対して、怖がったり泣いてしまうことを指していました。けれど、現在は、大人の人見知りも増え、もっと大きな概念で捉えられるようになっています。
人見知りには2種類のタイプがいます。
ひとつめは、単純に人が怖いというタイプです。「相手が自分に対して危害を加えるのではないか?」と、それが怖くて人見知りしてしまう…というタイプです。お母さん以外の人に対して、泣く赤ちゃんは、このタイプに属します。
ふたつめは、「自分が人からどう思われているか?」気になるという、人の目を意識しすぎる自意識過剰タイプです。
要するに、「人が怖くて人見知りするタイプ」と、「人からどう思われるか? 気にしすぎて人見知りするタイプ」の、2種類の人がいるということです。
この記事をご覧のあなたは如何ですか?
あなたは、人見知りですか?
そして、上記、どちらのタイプの人見知りでしょうか?
私(竹内成彦)は、人見知りですが、両方です。
人が怖い、そして人からどう思われるかを気にする、両方に当てはまります。
でも私の場合は、「人からどう思われるか?」を気にするというよりかは、圧倒的に「人が怖い」と感じる、ひとつめの怖がりタイプです。
実は、人見知りであるかどうかは、半分以上は生まれつき決まっています。
生まれつき、怖がりな赤ちゃんは、人見知りになりやすいし、
生まれつき、怖がりでない赤ちゃんは、人見知りになりにくいということです。
いま私は、「『人見知りかどうか?』は、半分以上は、生まれつき決まっている」と言いましたが、逆の言い方をすれば、「半分弱は、後天的な要素で決まる」ということです。
生まれてから出会う人が、次々に、心優しくていい人ばかりだったら、「人は怖くないなあ」と思うようになり、人見知りにはなりにくいですし、
生まれてから出会う人が、次々に、心優しくない人だったら、「人は怖いなあ」と思うようになり、人見知りになりやすいです。
あと、乳幼児期から子ども時代にかけて、たくさんの人に出会った人は、人見知りにはなりにくいですし、乳幼児期から子ども時代に、限られた人にしかほとんど出会ったことがない人は、人見知りになりやすいです。
続いて、人見知りの直し方ですが、
人が怖いと感じる人は、生まれつき性格ですから、なかなか直りません。直す方法は、次々に優しい人に出会っていくより他ありません。自分の出会う人が、いい人ばかりだと感じるようになれば、人見知りは徐々に直っていきます。
次に、
「人からどう思われるか?」気にして人見知りになっている人は、比較的容易に人見知りが直ります。こういう、人からの評価を気にしている人は、自分に意識を向けている自意識過剰であることが多いので、意識を、自分にではなく、人に向ければ、人見知りは徐々に直っていきます。そう、「自分がどう思われているか?」を気にするのではなく、「自分が他者に対して何が出来るか?」ということに意識を向けるのです。
たとえば私は、立食パーティーでは、自分の人見知り性格が災いして、ついポツンとなりがちなのですが、私はいつも、立食パーティーに参加した際には、私のようにポツンと1人になっている人に声をかけるよう心掛けています。そうすれば、人見知りの私でも、まずまず人とお喋りし、パーティーを楽しむことが出来るようになります。
では、今日のまとめです。
人見知りには、2種類のタイプがいます。
「人が怖い」というタイプと、
人の目を気にし過ぎて、「人から嫌われるのが怖い」というタイプです。
「人が怖い」というタイプは、生まれつき性格なので、なかなか直りませんが、
「人から嫌われるのが怖い」というタイプは、比較的簡単に直ります。
「人が怖い」というタイプの人は、積極的に優しい人に会っていくようにする。そして、「人は怖くないんだ」という体験を重ねていく。そうすれば、人見知りは直っていきます。
「人から嫌われるのが怖い」というタイプの人は、「自分が目の前の人に何をしてあげることが出来るか?」に意識を向けるようにする。そして、意識したら実行に移す。そうすれば、人見知りは直っていきます。
宜しいでしょうか?
というわけで、今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。