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『恋する週末ホームステイ』発のバンド・Lilacが新曲。ボーカルのアンネ&あつしが語る“夢と恋愛”

斉藤貴志芸能ライター/編集者
『恋する週末ホームステイ』から生まれたバンド・Lilac(エイベックス提供)

ティーンに大人気を博している恋愛リアリティーショー『恋する週末ホームステイ』(ABEMA)。歴代の出演者から選ばれたメンバーで結成したバンド・Lilac(ライラック)が、3作目となる新曲『よくばり』を配信リリースした。恋愛と夢の狭間がモチーフの『恋ステ』バンドならではのナンバー。ツインボーカルを担うアンネとあつしに、この曲やバンド活動への取り組みと想いをたっぷり聞いた。

放送を観て自分を「がめつい女だな」と(笑)

『恋する週末ホームステイ』は2017年から始まったABEMAのオリジナル番組。離れた街に住む高校生の男女が週末を一緒に過ごす中で生まれる恋模様を追うリアリティーショーで、女子高生を中心とした視聴者を釘づけにしている。Lilacのリーダーでボーカル&ギターのあつしは2018年のSeason5に出演し、ギターのれなとカップルになった。ボーカルでニュージーランドとのハーフのアンネは2019年のSeason9でカップル成立したが後に別れ、今年の夏シーズンにリベンジ参戦した。

――『恋ステ』に出演していた頃、反響は大きかったですか?

あつし  僕は福岡にいて、ちょっと街を歩くと、すぐ女子高生から声を掛けられるようになりました。嬉しいことですけど、電車に乗っていても友だちと遊んでいても見られて、写真も撮られるから気が抜けなくなって、生活はガラッと変わりました。

アンネ  SNSのフォロワー数がすごく増えました。出る前は友だち規模で100人か200人だったのが、出てからは5万とか6万くらいまで行って、一般人としては考えられないレベルになりました。

――そもそも、リアリティーショーで恋愛しているのを見られるのって、どんな感覚ですか?

あつし  開き直ってしまえば、知らない視聴者の方に観られるのはいいんですけど、友だちに「あの手の繋ぎ方は何?」とか言われるのが、一番恥ずかしかったです(笑)。

アンネ  初めてのテレビだったので、カメラが回っている前でいろいろやるのは緊張しましたけど、それより本気で恋をしに来ていたので。3週間の週末しかなくて、彼氏も獲り合いだったし、カメラを気にしている場合ではなかったです(笑)。でも、いざ放送を観てみたら、自分のことを「がめつい女だな」と思って(笑)、恥ずかしくなりました。

人前が苦手で電気工事士になるつもりでした

Lilacは『恋ステ』の番組企画として、歴代Seasonの出演者からメンバーが選ばれ、2018年12月に高校生バンドとして結成。番組MCの工藤大輝(Da-iCE)のプロデュースによる『Hello』を2019年3月に配信リリースしている。あつしはオリジナルメンバーだった。同年12月にメンバーを再編成して改めて始動。アンネがボーカルとして加わり、2020年2月に『テレパシー/Hello~2020~』でメジャーデビューした。

――あつしさんは小さい頃から、歌手を目指していたんですよね?

あつし  小学生の頃に歌手になりたいと思ったんですけど、中学では人前に出るのが苦手で、工業高校の電気科に入って電気工事士になろうとしていました。でも、高2でEXILEの「ボーカルバトルオーディション」を受けたら落ちちゃって、めっちゃ悔しくて。そこでスイッチが入って「よし、芸能界に入ろう!」となりました。

――どんな音楽を聴いていたんですか?

あつし  3歳から17年、ずっとゴスペラーズです。3歳のときの記憶はありませんけど(笑)、親がゴスペラーズを大好きで、その頃から聴かせていたと言われています。車の中でもずっと流れていたので、幼稚園の頃からは覚えがあって、自分でも歌っていました。

――歌唱力は自己流で磨いたんですか?

あつし  高2で事務所に入ってから、ボイストレーニングに通いました。それまでは何もしていません。今、Love Harmony's, Inc.というハモリのグループもやらせてもらってますけど、バンドは普段あまり聴かないんです。ギターもLilacで始めてからハマって、セッションするのが楽しくなりました。

Lilacのボーカル&ギターのあつし(エイベックス提供)
Lilacのボーカル&ギターのあつし(エイベックス提供)

遊びと思っていたカラオケがオーディションで

――アンネさんは5歳からバイオリンを弾いていたとか。

アンネ  お母さんが中学生の頃にバイオリンをやっていて、その影響で始めました。私も5歳の記憶はありませんけど、オーケストラには自分から「入りたい」と言いました。練習は今でも嫌いです(笑)。でも、本番でブワーッと音が出るのがめっちゃ好きで、大学も芸大のバイオリンの学科を目指しています。

――聴いていた音楽もクラシックとか?

アンネ  どんなジャンルも聴いていました。もともとK-POPが好きで、J-POPも洋楽もラップも聴くし、クラシックも心を落ち着かせたいときに聴きます。ずっと好きなのはBTSさん。今すごいブレイクしましたけど、中学生の頃から好きでした。

――絶対音感があるそうですが、歌うのも好きだったんですか?

アンネ  好きです。『恋ステ』のスタッフさんに「カラオケに歌いに来て」と言われて、遊びのノリで親と行って、『アイのうた』(福田舞)とかを「イエーイ!」って感じで歌ってきたら、実はそれ、Lilacのオーディションだったんです。

あつし  そうだったんだ。僕とれなはもともとのメンバーで、オーディションはなかったから。

アンネ  その後にABEMAの本社に呼ばれました。部屋に入るとカメラが回っていて、「なになに? 何か悪いことした?」と思ったら(笑)、「Lilacのボーカルに決まりました」と言われて、「エーーーッ!?」という。

Lilacのボーカルのアンネ(エイベックス提供)
Lilacのボーカルのアンネ(エイベックス提供)

クラシックをやってたからリズムに苦戦しました

――アンネさんは以前のLilacのことは知っていたんですよね?

アンネ  もちろん。自分が出ていたときの『恋ステ』の本編で『Hello』が流れていて、ずっと歌ってました。もともと『恋ステ』のファンだったので、あつれな(あつし+れな)のこともSeason5から見ていて。新生Lilacで初めて会ったとき、オーラがすごかったです。

――あつしさんはアンネさんの歌を最初どう思いました?

あつし  絶対音感があるから本当にうまいし、一緒に歌って気持ち良かったです。ただ、クラシックの歌い方というか、ジブリの曲を歌ってそうなイメージだったので(笑)、バンドにはひとクセ、ふたクセある歌のほうが合うとは思いました。

アンネ  クラシックをずっとやっていたせいで、Lilacに入ったときはバンドのリズムが全然取れなくて、苦戦しました。

――ドキュメントの中で、歌の先生に「ドラムを聴かない」と指摘されていました。

アンネ  本当にそうだったと思います。今はドラムを聴くことを意識しすぎて、もうイヤになるくらいドラムの音が耳に入ってきます(笑)。

あつし  新曲の『よくばり』のレコーディングで、マジうまくなったと思いました。アクセントの付け方とか、本当にJ-POPに馴染んでいて、上からになりますけど、すごく変わって理想通りになったなと。

アンネ  そんなに誉めても何も出ないぞ(笑)。

あつし  いや、本当に。『よくばり』はストレートな歌い方だと曲に馴染まないので、どうなるんだろうと思っていたら、ガチッとハメてくれて素晴らしかったです。

――『よくばり』について、工藤大輝さんも「歌は抑揚を付けないとノペッとしちゃう」とコメントしてました。

アンネ  リズムとかすごく難しいからヤバイと思って、毎日3~4時間は練習しました。今回はあつしくんがメインだから、私が泥を塗るわけにはいかなくて。

――アンネさんはあつしさんの歌にはどんな印象がありますか?

アンネ  パーフェクトです(笑)。何も言うことがない。ビブラートがうまいし、私が苦戦したリズムもすごく取れていて、さらにギターも弾いているのに覚えるのが早い。本当にすごい人だと思います。

ストレートに歌わず色気を出しました(笑)

Lilacの新曲『よくばり』も工藤大輝が作詞・作曲して全面プロデュース。これまでのティーン感から、より洗練されたサウンドになり、恋も夢も追い求めて悩む若者のもどかしさを綴っている。

――今回は7ヵ月ぶりの新曲。その間に外出自粛期間もありましたが、スキルアップも図っていました?

あつし  練習はしてました。ギターはLilacの最初の頃は弾けなすぎて苦痛でしたけど、今は趣味になって自然に弾いています。ボーカルと分けないで、ずっとギターを弾きながら歌ってました。滑舌が良くないとバンドの音ではグチャッと聞こえてしまうので、ハキハキ歌うようにしていたのと、僕は高音が出やすい分、ライブでテンションが上がるとひっくり返ることがあるので、ピッチをパンと合わせる練習をしました。あとは、ビブラートやシャクリのアクセントの付け方ですね。

アンネ  私はリズムを取るのが苦手だったので、裏拍を聴くようにしていました。それが整ったら、次に歌詞の意味を理解して、合わせた表情を作る練習をします。

あつし  すごい。僕はそこまでやらないわ。

アンネ  全然すごくない。あつしくんはできるからいいけど、私はポンコツなので(笑)、そこから考えないとダメなんです。あと、歌詞ははっきり伝えたいので「あ・い・う・え・お」とか発声練習もしました。

――「よくばり」を聴くと、あつしさんの歌に色気が出た感じがします。

あつし  今回は前の2曲に比べて、めちゃめちゃ難しくて。裏拍でリズムを取るので、ストレートに歌ったらダメ。「ここで色気を出そう」とか「こういうクセを付けよう」というのも考えました。

――サビの“はじめていけば良いさ”は特に色気が出ていたいような。

あつし  そこは自分で色気を出したところですね(笑)。

――アンネさんはR&Bシンガーっぽくなったのでは?

アンネ  この曲は本当にリズムを付けなきゃいけないんです。『テレパシー』は速い曲だから、ちょっと間違えても勢いで許せるところがありましたけど、今回はそれも通じない。だから、抑揚の付け方をガラッと変えました。レコーディングが終わって、自分の歌を聴いたら「誰?」となったので、嬉しかったです。

夢があっても恋愛は全然できると思います

エイベックス提供
エイベックス提供

――「よくばり」の詞は、夢のために恋を終わりにした……というストーリーですが、リアルに感じます?

アンネ  マジでリアルですよね。

あつし  『恋ステ』ファンの方は歌詞を見て、「これはあのシーンだ」とか想像できると思います。

――あつしさん自身がれなさんと別れて、「かえって友だちとして仲良くなった」という報告を2人でYouTubeでしていましたが、自分たちと重なるところも?

あつし  工藤さんが僕とれなをイメージして書いたとおっしゃってました。僕たちは夢のために別れたわけではないですけど、確かに通じるところはめちゃめちゃあります。

――たとえば?

あつし   “胸がいたい わかってるけど終わりにしよう”とか。別れて、また仲良くなるまで、話さない時期が1~2ヵ月あって、お互い若干まだ気があったんです。というか、僕が引きずっていただけかな(笑)。“積み重ねた恋を崩した奥に見える”とか、本当に恋をどんどん積み重ねて崩れたし、その奥に見える“夢のような未来のような不確かな光”も、僕らのことのように思います。

――アンネさんは『恋ステ』の2020 夏シーズンにリベンジ参戦してカップル成立。新しい恋が始まったばかりで、この曲は今の気分とは違うでしょうね。

アンネ  全然違いますね(笑)。

あつし  もうウキウキだもんね(笑)。

――でも、前の彼と別れたときとダブるのでは?

アンネ  私は別れた相手を記憶から消去するタイプなので、覚えてないです(笑)。でも、この歌詞に当てはまるとは、一切思わないですね。別れたとき、私がLilacで忙しくなったから……と噂されましたけど、正直、全然関係ないです。今はリベンジして、充実していますし。

――女性は強い、というのもあるんでしょうけど。

アンネ  はい、強いです(笑)! 強く生きていかないと、ダメなので。

――『恋ステ』出演者だった2人にとって、恋愛と夢はどんな比重ですか?

あつし  僕は夢があっても相手を好きだったら、恋愛は全然できると思います。逆に、夢があるから別れるという考え方がわかりません。でも、それは僕がそこまで売れてないからかな(笑)。ガチガチに売れ出したら、この歌みたいな気持ちになるのかもしれませんね。

アンネ  追い掛ける夢によって違うと思います。たとえばアイドルなら、好きでも別れないといけないんでしょうけど、私には両方欠かせません。

――恋や夢に限らず、2人は“よくばり”ではありますか?

エイベックス提供
エイベックス提供

あつし  僕のよくばりは食欲に出ます。友だちとごはんを食べていて、「いらない」と言うものは全部もらったり(笑)、肉も魚も食べたければ両方行っちゃいます。我慢はできません。

――それでよくそんなスマートですよね。

あつし  食べても太らないんです。

アンネ  いいなー(笑)。

あつし  上京してから1日1食、昼におにぎりしか食べなくなって8キロ痩せたので、今はむしろデブ活中(笑)。でも、お菓子は食べません。

アンネ  私もよくばりで、欲しいものは全部手に入れたくて、ネットで洋服とかすぐポチッとしちゃいます(笑)。今一番欲しいのは、新しいバイオリン。300万とか400万とかするので、無理なんですけど(笑)。

若い男女ボーカルの良さは売りにしていきたい

――自分たちではバンドとしてのLilacの良さをどう捉えていますか?

あつし  高校生もいる10代・20代の若さ、パワフルさがあって、男子と女子が混ざっていて、しかもボーカルも男女というバンドは、メジャーで今、他にないと思うんです。そこは売りにしていきたいです。

――確かに、20歳と17歳の男女で歌うのは『恋ステ』っぽいし、大きいですよね。

あつし  僕は小さい頃からずっと、バンドではないけどAAAさんみたいな男女ボーカルが夢でした。ハモリでも男同士より男女のほうがきれいに聞こえるし、歌詞の男性パートと女性パートを分けて歌ったりもできるし。

アンネ  私もLilacに入って男女ボーカルをやってみたら、本当に最高でハマりました。男の子の声と女の子の声って、元が違うじゃないですか。お互い、どう頑張っても出せない声がうまくマッチすると、めっちゃイイ感じなんです。

あつし  相手がアンネちゃんで本当に良かった。絶対音感で必ず音程に当ててくるから、めちゃめちゃ気持ち良くて。

アンネ  それは私も思ってます。『テレパシー』のときに一度ハモリの練習をしたら「うわっ! 何だコレ!?」みたいな感覚で、マジいい気分になりました。性格の相性はわかりませんけど(笑)、歌の相性はすごくいいかな。

あつし  何それ? 僕は普段も仲良いと思っとったけど(笑)。

アンネ  仲はめっちゃ良いです(笑)。

あつし  今のLilacはメンバー全員仲良くて、バンドをやるのがすごく楽しいです。

アンネ  仲が良いから本音もぶつけられます。演奏が間違っていたら遠慮して「いいよ。大丈夫だよ」みたいなことでなく、「間違ってるよ」って。

あつし  アンネちゃんはドラムのアルくんにボロクソ言っちゃうので(笑)。「エッ? 今のズレてない?」とか。

アンネ  私が怖い女みたいになってる(笑)! そこは信頼関係があるから。間違ったままの演奏で持っていくのはおかしいので、バスッと「違っているよ」と。

あつし  そう言ってくれるからいいんです。僕はリーダーだけど、あまり強く言えないので(笑)。

アンネ  私はほぼドラムを聴いて歌っているので。

あつし  ドラムは一番聞こえる主軸の音ですからね。でも、みんな本当にうまくなりました。『よくばり』は難しい曲で、最初に合わせたときはひどかったけど(笑)、そこからの上達が早かった。

アンネ  ライブ前の練習で「うまい! うまい!」ってビックリしました。

エイベックス提供
エイベックス提供

デビューした以上はプロのレベルで行かないと

――Lilacは『恋ステ』発のバンドだけに、企画モノ的に見られることもあるかと思いますが。

あつし  バンドができて『恋ステ』ファンは大喜びしてくれたと思いますけど、知らない人には「すぐ終わるやつ」みたいに見られているので、それは一番払拭したいところです。メジャーデビューさせてもらった以上、文化祭のレベルではダメ。プロとしてなめられないように努力はしています。

アンネ  他のアーティストさんたちより早くメジャーデビューという形になって、本当にプレッシャーです。私はクラシックをやっているので、周りにプロの演奏家は多くて、「なんで俺らはデビューできなくて、お前たちはできるの?」とよく言われるんです。自分たちよりヘタクソが……と納得いかない感じに思われていて。

あつし  一番のプレッシャーはそこなんです。普通のアーティストは練習を重ねてうまくなって、メジャーデビューしたときには演奏レベルはもうプロ。でも、僕らは雑魚の状態でデビューしちゃってから、プロの人たちに追いつかないといけない。本当に怖いところです。

アンネ  でも、もうプロとしてやるしかないので。

あつし  初期のLilacの頃は、ギターの練習を1日に5~6時間やって、指の皮がめくれまくって、弦が血まみれになってました。

アンネ  私は歌っているとすぐノドが乾いて、めっちゃ水を飲むんです。レコーディングでは500mlのペットボトルを3本空けちゃうくらい。だから、たくさん練習していたら、トイレと友だちになりました(笑)。

――皆さんの気持ち的には、バンド活動は長く続けたいと?

あつし  どこまでも行きたいです。Lilacがめちゃめちゃ好きなので、ヘンな形で終わりたくないし、何なら一生続けたいです。

アンネ  私もこの6人で走り続けていきたい。今、応援してくださってる方は中高生が多いですけど、いろいろな世代の方に聴いていただくのが目標です。コンビニとかで曲が流れて「いいな」と感じてもらうだけでもいいから、少しでも多くの人に知られるバンドになれたらと思っています。

Profile

アンネ 2003年3月2日生まれ、愛知県出身

あつし 2000年7月7日生まれ、福岡県出身

Lilac公式HP

『恋する週末ホームステイ 2020 September』(ABEMA SPECIAL/月曜22:00~配信)

初回放送

芸能ライター/編集者

埼玉県朝霞市出身。オリコンで雑誌『weekly oricon』、『月刊De-view』編集部などを経てフリーライター&編集者に。女優、アイドル、声優のインタビューや評論をエンタメサイトや雑誌で執筆中。監修本に『アイドル冬の時代 今こそ振り返るその光と影』『女性声優アーティストディスクガイド』(シンコーミュージック刊)など。取材・執筆の『井上喜久子17才です「おいおい!」』、『勝平大百科 50キャラで見る僕の声優史』、『90歳現役声優 元気をつくる「声」の話』(イマジカインフォス刊)が発売中。

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