【ブラックバイト】今年もノルマで恵方巻を買わされた事例が多発したようです。
きのうは節分でしたね。みなさん、豆まきしましたか?
私はまいてないです。
さて、近年、節分に「恵方巻」を食べるという文化がコンビニ・スーパー業界を中心に拡散され、市民権を得てきたような雰囲気が作り出されています。
しかし、この「恵方巻」こそ、コンビニやスーパーでのノルマ強制の代名詞と言っても過言ではないでしょう。
しかも、ノルマを課すだけならまだしも、ノルマ不達成分を労働者に買わせるという自爆営業が多発しています。
ツイッターでも多くの人が、「ノルマ達成できた」というつぶやきだけでなく、「ノルマがきつい」「恵方巻を買わされた」などと投稿されていました。
恵方巻を買い取らせる自爆営業が多発
どなたかがそうしたツイッターでのつぶやきをまとめています。
この中から自爆営業となっているものを少しだけピックアップすると、
など、続々と出てきます。
自爆営業については、クリスマスの際にクリスマスケーキについて書きましたが、それから2ヶ月も経たないうちに、また自爆営業が行われいてることになります。
ノルマ不達成分を買う義務はない
ブラックバイト問題で起こる事象には諸々ありますが、私は以下の7系統に分類しています。
- 無賃労働系
- ノルマ系
- 罰金・損害賠償系
- 退職妨害系
- シフト系
- ハラスメント系
- 解雇・雇止め系
自爆営業はノルマ系となります。
言うまでもないですが、ノルマを達成していないからノルマ分を労働者に自費で強制的に購入させることは違法です。
労働者には、不必要な物を買う義務はありません。
大事なことなので繰り返しますが、ノルマ不達成分を買う義務は労働者にはありません!
自爆営業を一掃しよう!
ブラックバイト問題がこれだけ注目を浴びるようになっても、まだコンビニやスーパーでは平然と労働者に自爆営業をさせているようです。
以前も書きましたが、厚生労働省のブラックバイト調査では、コンビニでアルバイトする学生の11.6%が「商品やサービスの買い取りを強要された」と答えています。
10人に1人以上が自爆営業をしているということになります。
これは異常事態です。国も何らかの対策が求められます。
労働者側も対処する必要があります。
要らない物は買わないという意思をしっかり示すことです。
人間関係などがあり、なかなか難しいかもしれませんが、ノルマ分を買わせることがおかしいという認識が広まれば、求める側も求めにくくなってくるはずです。
是非、この記事をお読みになった方は、自爆営業はおかしいことだということを世の中に広めていただきたく思います。
また、コンビニやスーパーなどの小売業界は、この悪しき風習を改める必要があると思います。
こうしたことで売り上げを維持しているとしても、それは偽りの数字です。
また、いつか労働者からも消費者からも見放される時が来るでしょう。
是非、業界全体で危機感をもって改善に取り組んでいただきたいものです。
【参考】
自爆営業に関して学べる動画を東京都が作ったので貼っておきます。
・知らないと損する労働法II【(6)キャンペーンのノルマが...自爆営業・給料天引編】
→解説は私。
もし困った場合は学生向けの労働組合もありますので、相談するのがいいと思います。
また、自爆営業については、今野晴貴さんの次の記事が詳しいですので、ぜひご参照ください。