【手帳】手帳の中に作り込まれたPDCAのしくみ!NOLTY×ドラゴンボール 全ページ解説
ページ構成の全体
以下全ページを紹介していきます。この手帳は以下のページの順番で構成されています。
・年間計画関連
年間カレンダー(見開き):左ページは2022年のカレンダー。右ページは、2023年、2021年のカレンダー。余白は最小限
年間計画(見開き+1P):左ページ上にシェンロン。下2/3ほどにYearlyPlan。4月から翌年3月までのプラン記入欄(無地)右ページは、上1/3が大きな無地の欄。下2/3は横罫。左側のYearlyPlanに対応。
月ページの構成と活用方法
そして月ページです。ここが普通の綴じ手帳のようでいて、実は最大の工夫ポイントです。
・月扉(1P):上1/3はキャラクターのイラストがあしらわれた無地欄。その下1/3がMonthlyPlan(縦に2分割、横に3分割された6つのマスで構成)。さらにその下がWishList10項目×3列
・月間予定欄(見開き×4月~翌年3月まで):いわゆる月間ブロック。週番号が左の列にあり。祝日の他に、月齢(満月、新月、半月)、六曜の情報あり。1日の記入欄は、横罫で上限に2分割されている。
・メモページ:5P。最初の2見開きは30行の横罫。最後のページは上1/3が無地ページ。下2/3が横罫。
月間ページはこのくりかえしで翌年(2023年)3月まで続きます。
つまり、月間ページの予定欄に予定を記入。その詳細は、横罫ページ4ページに記入するわけです。さらに最後の1ページでその結果を振り返ります。そして、対抗する月扉に反省を踏まえた翌月の計画を書くようになっています。
NOLTYの一般的な手帳の場合、予定記入欄の前後にこれだけの横罫ページはありません。月間のみの手帳の場合は、ノートページが月と月の間に挟まれた製品はありました。ですが、公式ページで説明されているように、ここを使ってPDCAのしくみをやるという明確な指向はなかったように思います。同社には過去に明確なPDCAをうたった手帳はありました。それは週間バーチカル型でした。
月間ブロック+横罫でこれをやろうというのは実は新しいのです。
ふたたびシェンロンが
月ページを翌年3月まで使い終わると、ふたたびシェンロンが出てきます。
「さあ つぎの 願いを いえ」
そして翌年の計画を記入するわけです。
・年間計画(1P):(上記)
ノートページもあります。内訳は以下です。これらについては動画でも説明しているのでここでは割愛します。写真をご覧ください。
・方眼ページ:3見開き6P
・横罫ページ:6見開き12P
・無地ページ:3見開き6P
オーソドックスなしくみの中にPDCAが実行できるしくみを実装
原理原則的なことに触れておくと、手帳というのは、ノートに時間軸OSをインストールしたものです。それゆえ、予定管理やタスク管理といった目的と相性がいいわけです。
ここに独自の使い方を適用させたものが手帳術です。これは普通の手帳でも実行できます。
さらに、各種の手帳術が、最初から実装されて独自の術が使える手帳があります。
この「4月始まりNOLTY DRAGON BALL マンスリーA5」は、いっけん普通の手帳のようでありながら、月間ページとノートページ、巻頭の年間計画によってPDCAを無理なく実現できるわけです。
また、細かな時間軸をもった週間ページがないのもとても今日的です。
分刻みの細かな予定ということなら、クラウド上の各種スケジューラで十分だからです。 月間欄のみ。そして普通の綴じ手帳の中にPDCAを実行できるようにした点こそ、この手帳の本当の新しさです。
この手帳に隠されたミッション
この手帳には、ドラゴンボールとのコラボがゆえにたくされたミッションもあるはずです。それは、テレビアニメ「ドラゴンボール」をリアルタイムで見ていた30~40代の、ほぼ手帳を使っていない人たちに、NOLTYのブランドを認知してもらうことであるはずです。
動画の方の解説でも触れたように、キャラクターコラボものの手帳は過去にも色々ありました。そして、この手帳は、手帳自体の作りという意味でも、そのミッションという点でも、とても新しいものだと思います。