【画像】これが「神風を吹かした」安倍昭恵氏のFAX!―籠池爆弾がさく裂、首相夫人の証人喚問が焦点に
国有地がタダ同然の安値で森友学園に払い下げられた問題で、渦中の籠池泰典・理事長が、23日夕、都内で会見を開いた。そこで籠池氏が公開したものが、安倍昭恵・首相夫人付きの官僚から2015年11月17日に届いたというFAX。その前日、籠池氏が昭恵氏の携帯電話に伝言を残した後、籠池氏側に届いたものだという。これまで、安倍晋三首相は「私や妻が関係していたということになれば、間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということは、はっきりと申し上げておきたい」と豪語していた。だが、このFAXは、昭恵氏が籠池氏のために彼の要望について財務省に問い合わせていたことを示す証拠だ。これまで「妻の関与はない」と言い続けてきた安倍首相にとって痛烈な打撃となった。本記事の末尾でFAXの画像を添付する。
同日、安倍政権側もFAXの内容についてコメント。「要望は通らず問題ない」としているが、そもそも首相夫人ともあろう者が、こうした働きかけをしていたこと自体が「口利き」ではないか。問題のFAXの文末には工事費の立て替え払いについて、「平成27年度の予算での措置ができなかったため、平成28年度の予算措置を行う方向で調整中」とある。完全に門前払いだったわけではない。
注目すべきは、今日の会見での「昭恵夫人からのFAXが来てから神風が吹いた」という籠池氏の発言だ。つまり、当初は借地契約であったものが、8億円の値引きが行われ、1億3400万円もの有益費が支払われるなど、籠池氏も「びっくりした」という、あり得ないことが、昭恵氏側のFAX以降、次々に起き、国有地を森友学園が取得するに至ったのである。
発言内容では偽証罪にも問われる証人喚問で発言させられたことについて、籠池氏は今日の会見で「私だけをトカゲのしっぽ切りで、罪をかぶせようとするのではなくて、まず私が国会の場で、正直にお話をさせていただいた。是非、他の関係者の方々を国会に呼んで、真相究明を進めてください」と語った。野党側も昭恵氏の証人喚問を求め始めた。もはや安倍首相も「私人」だと昭恵氏をかばうべきではない。
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