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韓国デビュー初日のNiziU 現地反応はメディア「冷」 YouTubeはロケットスタートで”1位”

画像はイメージ 筆者作成

NiziUが30日18時に「HEARTRIS」を始めとした音源と公式MVを公開し、韓国正式デビューを果たしてまる一日が過ぎた。

ここから韓国の音楽番組への出演が始まり、本格的に韓国でのメディア露出が始まっていくところだが、ここではひとまずは「初日の現地での反応」を。

NiziUが韓国デビュー前に語っていたこと 「J.Y. Parkの教え」「自分たちの強み」 =インタビュー全文翻訳

現地メディアはまだまだ冷静に様子を見守っているというところだ。

31日、国内最大のポータルサイト「NAVER」上で掲載された記事はわずか8本だった。それもほぼ全てが「公式MVが公開された」という所属事務所発行のプレスリリースの内容を掲載したもの。

テレビでの報道も少なく、各局の公式YouTubeチャンネルにアップされたニュースは以下の一本のみだ。

JYPの日本人ガールズグループ「NiziU(ニジュー)」が韓国でデビュー(2023年10月31日/ニューストゥデイ/MBC)

31日19時時点でのアクセス数は約1.1万。キャスターが伝えた原稿内容は以下の通りだ。

グループ「NiziU(ニジュー)」の「HEARTRIS(ハートリス)」。

パク・ジニョンが率いるJYPエンターテインメントの新しいガールズグループ「NiziU」が韓国で正式にデビューしました。

NiziUは、メンバー全員が日本人で構成された9人組のガールズグループであり、日本人を対象としたJYPのグローバルオーディションプロジェクトを通じて誕生しました。

過去の2020年12月には初のシングル「Step and a step」日本でデビューした後、日本の主要な音楽チャートを席巻し、ツアーで全席完売を記録するなど、人気を維持しています。

このグループは昨日、シングルアルバム「Press Play」をリリースしました。

パク・ジニョン(J.Y. Park)が作詞したタイトル曲「HEARTRIS(ハートリス)」で本格的な活動を続ける予定です。

コメント欄の内容は概ねポジティブなものだった。韓国語による以下のようなコメントが入っている。

日本のガールズグループトップ、NiziU(ニジュー)!

NiziU<KR> の韓国デビューおめでとうございます 。

昨日デビューしました。

皆さん、多くの関心と多くの支援、ありがとうございます 。

韓国語が本当に上達しました。

韓日両国で愛されるNiziUになってほしいと願います 。

曲がとても素晴らしく、一度聴いたら病みつきになって、今もずっと聴いている状態です。

ヘメコ(ヘアスタイル・メイク・コーディネート)が韓国式で、何かビジュアルも親しみやすく、韓国語さえできればうまくいくと思う。

K-POPの発祥地である韓国では、世界的に有名な歌手を多く輩出しているので、認められれば他の外国人K-POPシンガーももっと挑戦するでしょうし、その基盤はさらに広がると思います。

日本のK-POPガールズグループが韓国でデビューとは、本当に時代の変化が早いですね。若い彼女たちの挑戦を応援します。

いきなり1位を獲得した「リアルタイムランキング」

いっぽう、YouTubeでの反応は熱かった。

データからK-POPの現在を紹介する韓国のサイト「K-POPレーダー」では、YouTube上でのリアルタイム/日間/週間/月間での公式MVのアクセスランキングを公開している。

ここでNiziUは早くも‘1位’を獲得した。

「HEARTRIS」の公式MVがアップされて数時間後から、リアルタイム部門でいきなり1位を獲得。31日18時時点では約25万4000人が閲覧中。2位のルセラフィムの英語楽曲「Perfect Night」の約9万回を大きく上回る数字を記録している(注:その後SHINeeテミンの「Guilty」が1位に)。

K-POP RADERの画面キャプチャ 
K-POP RADERの画面キャプチャ 

このランキング、6位に2012年公開の「Gangnam Style」が入っているように、世界でのアクセス数(YouTubeゆえ当たり前だが)が反映されている。

「HEARTRIS」の公式MVの国別アクセス数を閲覧することは不可だが、コメント欄を観る限り9割が日本語によるもの。日本のファンが押し上げた、といってもよいだろう。先日筆者が韓国の評論家に行ったインタビューでは「最近のK-POPは公開された瞬間に世界からの評価を受ける」「韓国内での評価は重要視されるが、それが全てでもない」という話が出たが、それに沿う結果になった。

公式MVのYouTubeの再生回数は韓国音楽ランキング番組にも評価として反映されるもの。ここから本格的に始まる活動においてもプラスとなっていくのではないか。

吉崎エイジーニョ ニュースコラム&ノンフィクション。専門は「朝鮮半島地域研究」。よって時事問題からK-POP、スポーツまで幅広く書きます。大阪外大(現阪大外国語学部)地域文化学科朝鮮語専攻卒。20代より日韓両国の媒体で「日韓サッカーニュースコラム」を執筆。「どのジャンルよりも正面衝突する日韓関係」を見てきました。サッカー専門のつもりが人生ままならず。ペンネームはそのままでやっています。本名英治。「Yahoo! 個人」月間MVAを2度受賞。北九州市小倉北区出身。仕事ご依頼はXのDMまでお願いいたします。

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