プーホルスの700号ボールはいくらになるのか。入札額は2万5000ドルから15万ドルまで上昇中
9月23日、アルバート・プーホルスは、2打席続けてホームランを打ち、その2本目により、史上4人目の700本塁打に到達した。
700号のホームラン・ボールは、プーホルスの手元にはない。ドジャー・スタジアムでキャッチした観客は、ボールをプーホルスには渡さず、自分が持っていることにした。
ちなみに、オレンジ・カウンティ・レジスターのビル・プランケットらによると、プーホルスは、700号のボールが戻ってこなかったことについて、「記念品はファンのもの。持っててもらって構わない。返してくれるなら、それは素晴らしいけど。要するに、物にはこだわっていないんだ」と語ったという。
それから1ヵ月あまり。プーホルスの700号ボールは、早くも売りに出ている。今月26日、ゴールディン・オークションズのサイトに出品された。オンライン・オークションだ。
この記事を書いている時点で、入札は23件に上る。最初が2万5000ドルで、現在では15万ドルとなっている。
今から18年前、バリー・ボンズの700号ボールも、オンライン・オークションにかけられた(ボンズが700本塁打目のホームランを打ったのは、2004年9月17日だ)。落札価格は、80万4129ドルだった。その時にサンフランシスコ・クロニクルのルーベン・ルーベンスタインが報じた記事によると、入札の最高額は82万ドルだったが、オークションの主催者が、最後の入札者2人には支払い能力がないとして、入札を無効にしたという。冷やかしと判断されたということだろうか。
プーホルスの700号ボールがいくらになるのかは、予測がつかない。ただ、現時点のまま、ボンズの700号ボールの5分の1未満の価格で落札されることは、ないような気がする。オークションは11月5日までなので、まだ日数は残っている。
なお、700本塁打に達した後、プーホルスは、3本のホームランを打った。そして、ワイルドカード・シリーズの2試合を最後に、選手生活を終えた。