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熱中症対策にも!介護食を召し上がっている方に今、改めてみそ汁のススメ

めぐねこ介護頑張る栄養士/ライター

暑い日が続いていますね。こんばんは、めぐねこです。

すでに熱中症のニュースも多く聞くようになってきました。特に高齢の方は喉の渇きの感覚が段々衰えていくのでどうしても水分補給のタイミングが遅くなりがちです。

また障害のある方も普段、水分をこまめに摂る習慣がないと水分不足で熱中症のリスクが上がってしまいます。先日、わが家も軽度の熱中症を起こしてしまい、少々大変でした。

そこで、水分補給の大切さを改めて実感しました。また熱中症になった本人もつらかったようで、水分をこまめに摂るようになりました。

今回は水分補給でオススメしたいのが「おみそ汁」を飲むこと!

水分補給で毎回おみそ汁を飲んでしまうと塩分の過剰摂取に繋がってしまう恐れがありますので、1日2回飲むことをおすすめします。これは食事のタイミングで構いません。

ポイントは「いつもより少し濃いめ」のおみそ汁ということです。

濃いめのみそ汁なんて減塩してください!という時代に反していると思われると思います。ですが、暑くなるこの時期は汗と一緒に塩分が体の外に排出されてしまい体の中の塩分が不足しがちです。

本当は手軽なスポーツドリンクをおすすめしたいところですが、意外と「スポーツドリンク味が苦手で飲めない」という方がいらっしゃいます。スポーツドリンクには塩分と糖分が含まれていて体の中の水分と同じような成分で作られています。なので手軽さの点から言えばスポーツドリンクや経口補水液がおススメですが苦手なものを無理に飲め!と言うのは少し酷な話です。

そこでいつものお食事にみそ汁をつけるということをして頂けると、体内の不足した塩分の補給、みそに含まれるたんぱく質、具材はお好みのものを。冷蔵庫の中にある残り野菜でいつもより気持ち多めの味噌を入れて、仕上げに溶き卵を回しいれるとたんぱく質もよりアップして食べ応えも十分です。

喉が渇く前にこまめに水分補給をするのはもちろん大事なので、それにプラスして「おみそ汁」を食べることを意識してみてください。もちろん、暑くて作りたくない日はインスタントみそ汁でもOKです。

食欲も落ちて来るこの季節。少しでも食べやすい、食べ慣れたものを食べて体調を少しでも整えませんか。

※食べる方の「かむ力」「飲み込む力」には個人差があります。少しでも不安がある場合は、かかりつけの医師や訪問看護さん、ケアマネージャーさんなど気軽にご相談してくださいね。

介護頑張る栄養士/ライター

栄養士。家族の介護をきっかけにスーパーやコンビニで手軽に買える食品で介護食を作っています。むずかしいと思われる介護食を美味しく、簡単に、お金をかけずにをモットーに作っています。また自分の経験をもとにライター活動もしています。

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