年末年始のお買い物。介護食のための計画的な買い物術
そろそろ年末年始のお買い物を考える時期ですよね。私はお店の年始休業の他に大雪などのインフラの心配もあって、多めに食材を購入しておくことをおくようにしています。でも「多く買って食材が傷まない?」という方にオススメな「計画的な買い物術」をご紹介します。
私の年末年始の買い物は12月に入ると少しずつ始めます。価格が年末価格になる前に購入できるからです。下記の一覧は私が毎年買い物をするものとタイミングです。この買い物で大体1月5日くらいまでもつので、買い物に行かなくても食事に困りません。食材がなければ「あるもので食事を用意する」ので、節約にも繋がります。
・12月初旬:調味料、乾物、缶詰の確認。
調味料は、めんつゆ、白つゆ、鍋つゆ、お酢など。麺類やお正月料理に飽きた時に「鍋」ができるように買っておきます。お酢は意外と減っているので、年末に在庫があるかチェックします。お酢があれば、ごはんと混ぜて「酢飯」ができます。乾物は、食べ慣れている切干大根、ひじき、干しシイタケなどです。缶詰はお正月しか登場しないような「カニ缶」「ホタテ缶」を買います。
・12月中頃:年末年始の献立を考える。
大晦日、正月三が日の献立を考えます。ざっくりですが「大晦日の年越しそばは昼食?夕食?」「三が日の夕食は何を食べるか?」など家族で話して決めます。めぐねこ家では
12月31日(夕食):年越しそば
1月1日(夕食):刺身盛り合わせ、卵焼き、煮しめ(煮物)、ホタテと大根のサラダ、赤飯
1月2日(夕食):すき焼き、白菜漬け
1月3日(夕食):魚の煮つけ(又はぶりの照り焼きなど、魚料理)又は、角煮、けんちん汁
4日以降は鍋など残った食材を使って適当に作ります。こんな風にザックリ決めてあると、買う食材も絞れてきます。ちなみに、お正月でも昼食は、ラーメンやそば、うどん、パスタなどの麺類、パンは平日と変わらないものを用意します。作る私が少しでもカンタンに済ませたいからです。特に来客もないので、こんな感じです。
・12月24日頃~:野菜類、肉類の購入を始める。
年末年始の献立が決まれば、あとは賞味期限を考えながら、冷蔵、冷凍庫の掃除をしながら必要な物を購入していきます。24日頃から日持ちのする野菜、冷凍できる肉類など購入して保管していきます。
・30日または31日:日持ちしないものを買う。
お正月とは少々関係ないけど「あったら便利」なものを買います。また、刺身もこの時に買いますが、最近のめぐねこ家は、ネットで冷凍のお刺身を注文して27日頃着にしています。ここで買うのは、豆腐、納豆、パン類、お菓子など。豆腐は鍋に、納豆はお正月料理に飽きたときに登場します。また漬物も買う時はこのタイミングで購入します。お菓子は、介護メンズの希望するものを買いますが、1年頑張った自分に好きなお菓子をちょっと多めに買ってお正月に食べています。(笑)
献立が4日分くらい立ててあればあとは、作るだけです。煮物は前日に煮たり、解凍したりすれば年末年始はOKです。食材も使うものがわかっていれば、その分だけ購入しておけば余計な買い物をして余らせてしまうこともありません。4日分の献立ですが、1週間くらい食材には困りません。もちろん、お客様がいらしゃる場合や外食をする場合は、少し量を減らせば大丈夫です。「介護食だからお正月は張り切って料理しなくては…」と思わなくていいんです。
もともと「おせち料理」は普段料理をする方が休めるように作られています。たまには介護食を作っている人も「毎日の献立作りに追われることなく、ゆっくりと体を休める」お正月を過ごしていいと思います。
※噛む力、飲み込む力には個人差があります。不安がある方、食事療法を受けている方、嚥下障害がある方は医師や歯科医師、看護師、管理栄養士などにご相談ください。