どこにでも生えているマメ科の雑草ヤハズエンドウは野生の豆苗【今からでも遅くはない!! 食べなきゃ損】
春の道端でピンク色の花を咲かせるマメ科の雑草ヤハズエンドウ。カラスノエンドウなどと呼ばれることもありますが正式な名前はヤハズエンドウと言います。都会の公園や道端にも生えるやや強靭で繁殖力の旺盛な植物ですので皆さん見たことがあると思います。実はこのヤハズエンドウ、お店で売っている豆苗にも引けを取らない美味しい山菜なのです。天ぷらにして食べてみて下さい。春の香りと味覚が堪能できますよ。
今回はこのヤハズエンドウの芽で天ぷらを作る時のコツを紹介します。
■ 取る時のコツ
ヤハズエンドウはサヤエンドウなどマメ科の野菜と同じくツル性の植物です。群生している事が多いので花の時期なら見つけるのは簡単です。食用として使うために取る時は花が咲いている時期のツルの先端部分だけを摘み取るようにします。
ツルの先端から10cmくらい下がったところでツルを折り取ります。なるべく汚れを付けないようにツルを折り取ると持ち帰った後の調理が楽になります。
■ すぐに調理しない時の保存方法
適当なトレーに湿らせたキッチンペーパーを敷いてから摘み取ったヤハズエンドウを入れてラップで包んで冷蔵庫で保管します。こうすると半日程度は摘み取った時の鮮度を保つことが出来ます。
■ 天ぷらを作る時のコツ
ヤハズエンドウの天ぷらをカラッと揚げるためにはいくつかのコツがあります。
1個の天ぷらを作る時に使うヤハズエンドウの量はあまり多過ぎないことが大切です。摘み取ったツルの数にして5本くらいにします。
衣は市販の天ぷら粉を使うのが簡単で美味しく揚がりますが、水の量が多すぎる薄くてシャパシャパした感じの衣だと揚げる時に衣が剥離してしまいます。天ぷら粉を溶く水の量はやや少なめにしてドロっとした感じの衣を付けて揚げると衣が剥離することなくうまく揚がります。
油の温度はやや高めの170度くらいで短時間で揚げるようにします。
一度に油に入れる量は多過ぎないように気を付けます。天ぷら鍋の大きさにもよりますが小型の鍋や電気フライヤーなどを使う時は1個づつ揚げるのが良いです。
油に投入したらいじらずにそのままにしておくこともカラッと揚げるコツです。
油に入れて25秒経過したら1度だけ裏返します。
裏返して更に10秒経過したら出来上がりです。
- ■ 揚げる時のコツのまとめ
- 1個の天ぷらはツル5本くらいで
- 衣は水少なめに溶く
- 油の温度は170度
- 一度に揚げる量は少なめに
- 油に入れたらいじらない
- 25秒で裏返し更に10秒で出来上がり
この時期のヤハズエンドウは成長が早くツルが食用として利用できる期間は短いですが、見つければ収穫量はそれなりに上がります。花が咲いている時期が食べ頃です。天ぷらの他に茹でてお浸しにしても美味しく食べることが出来ます。
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