釣り針を研ぐと釣果がアップする【魚釣りのテクニック】
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kentantai/article/00378086/top_1673861003030.jpeg?exp=10800)
魚釣りをしていると、アタリはあるのに魚が釣れないと言う経験ありませんか? 釣り針の刺さりが鈍っている事が原因の場合も多々あります。特に仕掛けを水底の砂地に着けて引いて釣るシロギス釣りなどは釣り針は直ぐに刺さりが鈍ってしまいます。
![水底の砂はまさにヤスリと同じで釣り針は直ぐに刺さりが鈍ってしまいます](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kentantai/article/00378086/internal_1673861362368.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
釣り針は先が鋭く尖っているからこそ魚の口に刺さって釣れるのです。
![魚の口は意外と硬く先端が鈍った針では上手く口に刺さりません](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kentantai/article/00378086/internal_1673861535573.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
先端が鈍った針を使っていると、魚のアタリ(魚信)はあるのに魚が針に掛からない(釣れない)と言う現象が起こります。
![アタリは出るけど釣れないこんな時は釣り針の先端が鈍っているのが原因かも](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kentantai/article/00378086/internal_1673861723548.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
こんな時には釣り針を新しい物に取り替えれば良いのですが…。シロギス釣りの仕掛けは針数も多いし値段もそれなりにするし…。仕掛けを取り替えるよりもっと簡単で安価な方法があります。
![針の刺さりが鈍った時のお手軽安価な対処方法とは](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kentantai/article/00378086/internal_1673861830074.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
釣り針の先端を研ぎ直すことです。
![釣り針の研ぎ直しと聞くと仕掛け交換よりも面倒臭そうに思えますが実はとても簡単です](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kentantai/article/00378086/internal_1673862111275.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
それではまず、釣り針の先端が尖っているか鈍っているかを釣場で簡単に確かめる方法から紹介しましょう。針先を爪に軽く押し当てます。押し当てたまま軽く引いてみます。針先が尖っていれば針が爪の上を滑ることはありません。針先が鈍っていると簡単に滑ってしまいます。
![針先を軽く爪に当ててそのまま引いてみて滑ってしまうようなら針先が鈍っています](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kentantai/article/00378086/internal_1673862281861.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
先端の鈍った釣り針を研ぎ直すには専用のヤスリを使います。釣具店に行くと釣り針専用のヤスリが販売されています。
![釣り針用のヤスリは千円前後の製品が多く小型で釣場に持っていっても邪魔にはならない](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kentantai/article/00378086/internal_1673862631157.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
いろいろな製品があるが大きく分けて溝の有る製品とない製品が有る。釣り針専用で使うなら溝付の方が使いやすい。ナイフなども研ぎたいなら溝無しの方が使いやすい。片面は溝有り、もう片面は溝無しとか、片面が荒砥でもう片面が仕上げ砥みたいな製品もあるので自分に合った物を選ぶと良い。
![釣り針専用で使うなら溝有りが使いやすい](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kentantai/article/00378086/internal_1673862733843.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
研ぎ直しする時の釣り針の持ち方は下の写真のように保持する。
![ヤスリに針先を押し当てて滑らせた時に針を保持した指がじゃまにならないように持つことが肝心](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kentantai/article/00378086/internal_1673864080531.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
溝の有る製品で研ぐ時は針先を溝に入れて写真に示した黄色矢印の方向に滑らせる感じで研いでゆく。この時に押し当てる力はそれほど強くなくても大丈夫。釣り針用のヤスリは研磨力が非常に高いので軽く押し当てながらゆっくりと写真に示した黄色矢印の方向に2〜3回滑らせるだけで研ぎ直すことができる。
![矢印の方向に2〜3回滑らせるだけで研ぎ直しができる](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kentantai/article/00378086/internal_1673863356979.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
釣り針を手で持つ代わりにオモリなどをつぶす時に使う小型のプライヤーを使えば尚確実に研ぎ直しができる。
![シンカーをつぶすプライヤーで釣り針を保持して研ぐとより確実に研ぎ直しできる](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kentantai/article/00378086/internal_1673863547637.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
溝無しのヤスリで研ぐ時も釣り針の持ち方と滑らす方向は同じだ。滑らす時のガイドになる溝が無いのでやや慣れが必要だがそれほど難しくはない。滑らす回数は2〜3回で十分だ。
![溝無しのヤスリはガイドになる溝がないのでやや慣れが必要](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kentantai/article/00378086/internal_1673863816600.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
プライヤーを使うと作業しやすい。
![釣り針をプライヤーで保持すると作業しやすい](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kentantai/article/00378086/internal_1673863800537.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
以上が釣り針用のヤスリを用いた釣り針の研ぎ直しの方法です。尚、研ぎ直しした釣り針の唯一の欠点は研ぎ直した針の先端部分が錆びやすいと言う事です。そう言った意味から研ぎ直した釣り針を何日も使うことはお勧めは出来ません。特に海で使う場合には釣り針の研ぎ直しは応急処置と考えた方が良いでしょう。それでもこの釣り針の研ぎ直し用のヤスリは持っていて損のないアイテムだと思います。
![短時間で簡単に釣り針の刺さりを改善できるので釣りの時に持っていると重宝するアイテムです](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kentantai/article/00378086/internal_1673864694984.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
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