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40代の外野トリオ◆本塁で兄と弟がマスク◆「ウィリアムズ・シフト」誕生…【7月14日のMLB】

宇根夏樹ベースボール・ライター
B.ボンズ(左)とM.アルー/中央はO.ビスケル Sep 27, 2005(写真:ロイター/アフロ)

◆2006年7月14日

サンフランシスコ・ジャイアンツのスターティング・ラインナップに、40代の外野手3人が並ぶ。史上初。41歳のスティーブ・フィンリーバリー・ボンズが「1番センター」と「4番レフト」、40歳のモイゼス・アルーが「3番ライト」。トリオのなかで最年少のアルーは、7月3日に誕生日を迎えた。3人合わせて11打数4安打、2四球。ボンズとフィンリーは、盗塁も決めた。

◆2005年7月14日

サンフランシスコ・ジャイアンツが4対3でロサンゼルス・ドジャースを下し、通算1万勝に到達する(ニューヨーク・ゴッサムズ/ジャイアンツ時代を含む)。史上初。ジャイアンツとドジャースは、1958年に東海岸のニューヨークから西海岸のカリフォルニア州へ移転した。

◆2001年7月14日

ニューヨーク・メッツのボビー・バレンタイン監督が、メジャーリーグの監督として通算1000勝に到達する。史上48人目。2対0でボストン・レッドソックスに勝利。グレントン・ラッシュアーマンド・ベニテスが完封リレーを演じ、1999年に阪神タイガースでプレーしたマーク・ジョンソンが2ラン本塁打を打った。

◆1972年7月14日

デトロイト・タイガースのトム・ホーラーが、「6番・捕手」として先発出場。その後ろで、兄のビル・ホーラーが球審を務める。ホームプレートの後ろで兄弟が揃ってマスクをかぶるのは、史上初。試合は、0対1でタイガースが敗れた。

◆1946年7月14日

クリーブランド・インディアンズのルー・ブードロー監督が、ボストン・レッドソックスのテッド・ウィリアムズに対し、極端な守備シフトを敷く。「ウィリアムズ・シフト」あるいは「ブードロー・シフト」の始まり。ダブルヘッダー2試合目の第2打席に、レフトのジョージ・ケースを除き、内外野を守る野手6人をフィールドの右側に配置した。遊撃手はブードロー自身だった。

 7月13日のMLBは、こちら。

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ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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