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モノを手放すことに集中した結果、必要なモノと好きなモノがあれば暮らしは豊かになると気づいた話

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

小中高の4人の子どもをいつもキレイじゃないけど、すぐ片づく家で育てています。

春休みは子どもの卒業・入学準備や自分のことで忙しく「部屋のキレイ」をあまり考える余裕がありませんでした。

その代わり集中して行ったことがあります。それはもう使わないモノを手放すことです。

私が春休みに手放したモノ

春休みに手放したモノは、子どもの教科書などです。

中学校の卒業した長男は中学校の教科書、塾のテキストなど中学校の勉強で使用したモノほとんどを手放しました。

その他の3人の子どもは進級するのでそこまでたくさん手放していません。中学校2年生に進級した子どもは、受験のことを考え教科書類は保管していますが、ノート類は手放しました。

以前、教科書類は賞味期限を「使用後1年間」と決めていました。食べ物のと同じでモノも賞味期限があると手放す基準ができ手放しやすくなります。(現在は賞味期限は子どもに決めてもらっています。教科書とノートでも賞味期限が違います)

またキッチンでは私が4年前に買ったけど使わなかったお土産の水筒3つ、今は使っていない収納ケース、

クローゼットの中では、形が崩れたコート、丈の長さがイマイチなパンツ、ほつれて修復できなかったニット、毛玉が目立ちくたびれたニットなど、着ることはできるけど人前で着るには恥ずかしいと思う服を手放しました。

手放すことに集中した結果

4人の子どもが家にいて、いつも賑やかでいつも散らかっていた我が家の春休みですが、美しく整えるとか、キレイに片づけることを考えずに手放すことに集中した結果

・収納に余裕ができた
・管理するモノの量が減り楽になった
・「部屋が散らかっていること」に目が向かなくなった

このような効果を感じました。

部屋が散らかっていると、その状況をまず片づけようと思ってしまいますが、それではただ見た目を整えるだけで終わってしまい、すぐ元に戻ってしまいます。

しかし、今そしてこれからの生活で必要ではないモノを手放すことに集中すると、その結果、必要なモノだけが残り収納の中に余裕ができます。

そして圧倒的に管理するモノが少なくなるので、クローゼットの中に余裕ができ、新しい春用の服がきちんと収まりましたし、毎日の服選びが楽になり、余計なことを考えなくて済み目の前のことに集中できると感じました。

私たちの暮らしは「必要なモノ」があれば十分か

私たちの生活には、必要なモノだけあればそれで十分ということはないでしょう。私はそこに好きなモノもあればもっと暮らし豊かなものになると考えています。

服もただ着ることができればよいという時代ではありません。着ることができるから「必要である」という点だけではなく「好きだから」と言う理由がとても大事です。

食器も、毎日使っている普段使いの食器とゆっくりティータイムを楽しむ時に使う食器とで使い分けてもよいですし、普段使いの食器=自分のお気に入りの食器にしてもよいでしょう。

必要なモノだけで暮らすことで「効率的な生活」が手に入りますが、そこに「好き」と言う要素が加わることで「好きなモノと過ごす喜び」も手に入ります。そうすると自分の暮らしに愛着が持てるようになるのです。

私は片づけの仕事を10年間してきました。足の踏み場がないくらい散らかった家は、まずはモノの整理をして機能的に家を整えていくことを優先しますが、気持ちを満たすために自分の大切なモノを考える時間も大事にしています。

年度の変わり目や、季節の変わり目、気になったときに「手放す」に集中し、必要なモノと好きなモノが残す暮らしを実感してみてはいかがでしょうか。

必要なモノと好きなモノがあれば暮らしはもっとシンプルなる、だけど家で過ごす時間はもっと豊かなものになると確信しています。

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★藤原友子★
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小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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