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【京都/福知山】この先は自己責任!ドキドキしながら「鬼の洞窟」まで行ってみたら…

旅人間はらぺこライター

はらぺこライターの旅人間です。

今回は京都府福知山市大江町に残る「鬼伝説の地」を散策した時の体験レポを紹介します。ゆるゆるの内容ですが、お許しください。

鬼伝説を巡る旅と称して、大江山までやって来ました。

大江山と言えば、3つの鬼退治伝説が残る場所。酒呑童子といえば誰もが知っている鬼と思いますが、そんな ”酒呑童子の伝説” もこの地です。

この大江町には「日本の鬼の交流博物館」があり、そこは鬼に関して興味があれば絶対に立ち寄りたい鬼好きの聖地のようなトコロ。

そこで今回、向かった場所の一つが鬼嶽稲荷神社です。

この鬼嶽稲荷神社へは、「日本の鬼の交流博物館」から車で20分ほど。山道をくねくねと進み、神社の近くまで車で行く事が出来ます。

ただし、神社には駐車場はなく、その付近も駐車は禁止(鬼嶽稲荷の手前で転回は可能)なのでご注意を! 少し手前の路上に数台分の駐車スペースがあります。

この地点で、大江山の8合目(頂上まで1.2km)になるのだとか。

既にけっこうな山奥です…。

社伝によると、この鬼嶽稲荷神社は日子坐王(ひこいますのきみ)の旧蹟に神祠を建立したとあり、もともとは頂上近くにあったようですね。

また、現在の位置に移されたのは19世紀中ごろとされ、その時に伏見稲荷大社の分霊を勧請し、御嶽と呼ばれていた名を「鬼嶽稲荷」に改めたとのこと。

養蚕の神、稲作の神として崇敬を受け、本殿前の狐の石像の尻尾は道祖神を思わせ、農民たちの豊穣への祈りが込められているという。

ちなみに、この場所は秋の早朝、雲海の絶景スポットになるそうですよ。

覚えておきたいですね!

鬼の洞窟へ…行く?行かない?

さて、鬼嶽稲荷神社から少し歩くと、「鬼の洞窟」の案内板が…!

山道は荒れた個所や急な個所があります。自己責任で…。

ここは鬼の伝説を巡る旅としては外せない場所だけど、行くか悩む。もちろん危険性のある場所は行かないが、気になるのは…クマやイノシシが出てこないかってこと。

歴史や伝説が好きで山城や人里離れた場所の探索は好きだけど、一人で山に入る時は常にドキドキします。

それに、あまりに雰囲気がある場所になると…

オバケや幽霊、妖怪などが出ないかと本気で心配することもある。そのような伝説地を巡るのは好きだけど、本当に出て来てもらっては困るのだ。

と言った感じで、私は臆病なのである。

「日本の鬼の交流博物館」の周辺には観光客を見かけたが、平日ということもあり、この大江山に入ってからは誰も見かけていない。

一人で行くのは気楽で良いが、山中で誰もいないは…やっぱり少し怖い。

クマよけの鈴を持っておらず、前日の晩に子供に ”玩具の鈴” を借りた。ちゃんと音は出るので問題ないはず。大袈裟だと思われるかもしれないが、御守り替わりにもなる。

子供から「ちゃんと返してや」「失くしたらあかんで」といわれた言葉を思い出す。

後で地元の方に聞いた話によると…

この付近でクマを見かけたという話は殆どなく、シカの出没は多いらしい。

(斜面を下って、振り返った時の風景)
(斜面を下って、振り返った時の風景)

さてと、谷底に向かうような道を300Mか…。

登山愛好家の方からすると笑われるだろうけど、ど素人からすると山道の300Mは結構な長さ。杖を1本手に持って、一歩一歩下って行く。

スタートから悪路が続く…

が、2~3分歩いたら、何かが見えて来た。

もしかして、到着!?

と思ったら、ここは「正一位鬼丸稲荷大神」でした。

もう、ここが鬼の洞窟と自身に言い聞かせて、戻ろうかと思ってしまうほど、なかなかの雰囲気があります。

でも、道はまだ続いている。

それにまだ100Mも歩いていないはず。まだ道のりは ”3分の2” 以上はあるだろう。

再び歩き始めると…

斜面はより急に。「この方角で正しい?」と不安になり出した頃に、きちんと道標が設置されています。この辺はさすがです。

この道標が無ければ「途中で諦めていたかも…」と感じるほど、”道とは言い難い”。そんな急斜面が続きます。

途中からロープが…

滑り落ちないように、ロープを持ちながら進みます。
(ロープを持たなくても、行けるレベルの斜面でもある)

斜面を下ると「鬼の洞窟 すぐそこ」と看板が見えてきました。

やっと…

あの先に見える岩場が洞窟に違いない!と思って行くが、まだココではなく、目的地はもう少し先でしたが、この辺からは斜面ではいので歩きやすい。

そして、ついに洞窟が見えてきた!

なかなかの雰囲気である。

鬼の洞窟とあるが、この洞窟にどんな鬼がいたのか?どんな鬼伝説に当てはまるのかは具体的にはハッキリしていないようです。

古くより鬼が住んでいた…と伝わるのみ。

ここまで辿り着いたのは良いが、洞窟の中に入る勇気が出ない。

洞窟の中からクマが出てきたらどうしよう…。いや、何か鬼のような化け物でも住んでいるんじゃないだろうか?と思ったり…。洞窟を目の前にして再び怖くなる始末。

スマホのライトを照らしてそっと中を覗くと…

なんだかコウモリらしきモノの気配を感じるではないか。「よし、帰ろ」と。結局、ここで逃げるように退散したのでした。

詰めは甘いけど、一人でここまで頑張っが臆病な自分を今回は少し褒めてあげたい。

最後に…

鬼嶽稲荷神社から行きは20分、帰りは15分ほど。もし行くなら歩きやすい靴で、雨の日の後などは止めておいた方が良いでしょう。

私はビクビクしながら行きましたが、自然豊かで素敵な場所です。ハイキングや登山など山に慣れている方なら、何ら問題のない道だと思います。

ただ、案内板にあったように荒れた個所、急な個所がありますので、洞窟まで行く場合は十分に気を付けて下さい。

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鬼嶽稲荷神社
住所:京都府福知山市大江町北原
地図(外部リンク)

日本の鬼の交流博物館公式サイト(外部リンク)

はらぺこライター

旅行好きのライター。各地に伝わる伝説や民話、古くから地元で大切にされているモノを親しみやすく紹介したい|地元で人気の食堂やレトロな喫茶店巡り|”思わずクスッと笑ってしまうような”珍スポット探し|目標は個性的でヘンテコな旅本の出版|フォローして頂けたら嬉しいです。

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