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神戸でモアイ像?って思ったら、この中に幕末の英雄「坂本龍馬」がいるようだ

旅人間はらぺこライター

はらぺこライターの旅人間です。神戸をぶら~っと散歩した時に見つけた気になるアートを紹介しましょう。今回はぶらり散歩記事です。

ここは神戸を代表する「メリケンパーク」だ。フォトジェニックなランドマークがそろう観光スポットでもある。神戸ポートタワーは有名ですよね。

タワーとしては世界初となるパイプ構造の建造物で、和楽器の鼓(つづみ)を縦に引き伸ばしたような独特のデザインの優美さから「鉄塔の美女」と呼ばれているそうだ。また、このタワーは日本で初めてライトアップされた建造物なんだとか。

その横に見える奇妙な形のモニュメントは「オルタンシアの鐘」だ。オカリナをイメージして作られたらしく、平成元年(1989)に実施された「第1回神戸ファッションフェスティバル」の開催を記念して作成されたもの。

奇妙な形といえば…

高さ約22メートルの鯉の巨大オブジェ「フィッシュダンス」も見所だ。昭和62年(1987)のメリケンパークの竣工を記念し、踊っている鯉をモチーフにゲーリー氏がデザインし、建築家の安藤忠雄氏が監修して製作されたもの。

ただ、老朽化が進み、安全面から市は撤去を検討していると報じられているとも…。改修には莫大な予算が必要だとか。

作品としての価値は間違いなく高い。できることなら、「神戸の観光資源の一つとして残して欲しい」、そう感じる方は多いのでではないだろうか。

また、奇妙と言うか、独特というか…

すごいインパクトのある作品が二口金一氏の「北の人」だ。

アートだなぁ~と感じる。この個性に惹きつけられます。

そして、あんな所に「モアイ像」もあるぞ!

…って思ったら、全く違いました。

これは世界的な抽象彫刻家の流 政之氏の作品「神戸海援隊」だ。

1863年から65年にかけ 神戸小野浜に勝海舟・坂本龍馬らによってつくられた海軍操練所が存在した。武士・町人・農民を問わず若者たちが大洋に夢をはせ 経済・科学など多くのことを学んだ。夢を果たせず志なかばに倒れていった若者たちを「神戸海援隊」と名づけ その短い青春の夢をここに刻む。

<作品銘板より>

時は幕末、土佐藩脱藩の浪士である坂本龍馬が中心となり結成した組織「海援隊」は有名だが、その前に「神戸海軍操練所」が存在する。これは江戸幕府軍艦奉行の勝海舟の建言により幕府が神戸に設置した海軍士官養成機関、海軍工廠である。

この操練所が神戸に出来てから、漁村だった神戸は港町としての成長を見せ始める。そう考えたら、神戸の原点なのかもしれない。

という事は、この中に坂本龍馬がいるのか?

間違ってるかもしれないが、この5人は坂本龍馬、陸奥宗光、近藤長次郎、北添佶摩、望月亀弥太ではないだろうか?と思ったりもする。

それなら真ん中が龍馬だろうか?いや、龍馬は背が高かったと聞く。真ん中の人物は一番背が低い。違うか…。答えはサッパリ分からない。ただ、彼らがいたから今の神戸がある。そんな想像をして、ボーっと時間を過ごすのも悪くない。

そう言えば…鳥取県を旅した時にも流政之氏の作品「波しぐれ三度笠」の前で、ボーっと時間を過ごしたことがある。

どこか懐かしく、癒される、メッセージ性のある素敵な作品だ。

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メリケンパーク

住所:兵庫県神戸市中央区波止場町2
公式サイト(外部リンク)
地図(外部リンク)

はらぺこライター

旅行好きのライター。各地に伝わる伝説や民話、古くから地元で大切にされているモノを親しみやすく紹介したい|地元で人気の食堂やレトロな喫茶店巡り|”思わずクスッと笑ってしまうような”珍スポット探し|目標は個性的でヘンテコな旅本の出版|フォローして頂けたら嬉しいです。

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