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間もなくゴング! WBC暫定スーパーウエルター級タイトルマッチ

林壮一ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属
Esther Lin/SHOWTIME

 今夜、WBC暫定スーパーウエルター級タイトルマッチのゴングが鳴る。

 19勝(13KO)1分けの王者、セバスチャン・フンドラ(24)の体躯、身長197cm、リーチ203cmはいつ見ても驚かされる。34勝(22KO)1敗の対戦相手、カルロス・オカンポ(26)も179cm、リーチ185cmと154パウンドでは決して小柄ではないが、どうしても小さく映ってしまう。

Esther Lin/SHOWTIME   179cmのオカンポが小さく見える
Esther Lin/SHOWTIME   179cmのオカンポが小さく見える

 前日計量は、両者共に153.5パウンドでパスした。刻一刻と試合開始に向かう今、最終記者会見における両者の言葉をお伝えしよう。

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 まずは、暫定王者のフンドラ。

 「オカンポは自分の能力をリングで見せるでしょう。でも、リングで"違い"を感じることになりますよ。僕は自分のコーナーと、やってきたことに自信を持っています。

 これまで、自分がエリートであることを、人々に示してきたと思います。僕は相手が誰でもKO出来るんです。つまり世界チャンプになれることを見せている訳ですよ。

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 チケット代に見合うだけの価値のある、ファンが喜ぶ素晴らしい試合をご覧に入れます。キャンプでは、非常にハードに自分を追い込んできましたからね。いつだってファンに喜んで頂くことを自分に課しています。

 僕は常に154パウンドで世界タイトルを獲得するといい続けてきましたし、今回、妹が前座に出場することもモチベーションが上がる要因となっています。

 誰が、どんなことを誇張気味に語っても気になりません。人にはそれぞれ、自分の意見がありますから。自分は、支えてくれる方々のために戦いますよ。僕は強いアッパーカットを持っていますが、今回、KOを飾れるように多くの違った動きも磨きました」

Esther Lin/SHOWTIME
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 WBC同級13位のオカンポも言った。

 「俺は以前よりも強くなっている。この大一番に向け、しっかり準備してきた。当日のリングは、戦争となるだろう。与えられたチャンスは絶対に掴まなきゃな。フンドラが強いことは分かっているが、ヤツへの対策は十分さ。結果を出すためにやるべきことをやったよ。

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 メキシコの誇りと共にリングに上がる。俺をサポートしてくれるファンへの義務を果たすさ。彼らのために戦っていることが伝わるといいね。

 我々はリングで火花を散らす。そして俺にとっては、人生で最大の幸福を感じる日になるさ。夜は祝勝パーティーといきたいね」

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 さて、生き残るのはどちらか。

ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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