その年のサイ・ヤング賞とMVPがFA市場に揃うのは、今オフのブレイク・スネルと大谷翔平が何組目!?
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11月15日、2023年のサイ・ヤング賞に、ゲリット・コールとブレイク・スネルが選ばれた。スネルは、5年ぶり2度目の受賞だ。続いて、11月16日に発表されるMVPは、大谷翔平とロナルド・アクーニャJr.が手にするだろう。大谷は、2年前にMVPとなっている。
この4人のうち、コールはニューヨーク・ヤンキース、アクーニャJr.はアトランタ・ブレーブスに在籍している。それぞれ、9年3億2400万ドルの契約4年目と8年1億ドルの契約5年目を終えたところだ。
一方、あとの2人、スネルと大谷は、今オフのFA市場に出ている。サイ・ヤング賞とFAが同じ年は、スネルが11人目だ。大谷は、MVPとFAが同年の5人目となる。
これまでの10人と4人は、以下のとおり。
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1989年、1992年、2022年は、サイ・ヤング賞とMVPが同年にFAとなっている。1989年がマーク・デービスとロビン・ヨーント、1992年がグレッグ・マダックスとバリー・ボンズ、2022年はジャスティン・バーランダー(現ヒューストン・アストロズ)とアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)だ。
この3組のうち、マダックスとボンズは、どちらも新たな球団と契約を交わした。シカゴ・カブスからFAになったマダックスは、5年2800万ドルの契約でブレーブスへ。ピッツバーグ・パイレーツを退団したボンズは、6年4375万ドルの契約でサンフランシスコ・ジャイアンツに迎えられた。
そして、契約1年目の1993年も、マダックスはサイ・ヤング賞に選ばれ、ボンズはMVPを受賞した。マダックスは、1992年から1995年まで、4年連続サイ・ヤング賞。ボンズのMVPは、1990年と1992~93年に、2001~04年の7度を数える。
なお、1990~92年のボンズは、1990年がMVP、1991年がテリー・ペンドルトンと僅差の投票2位、1992年はMVP&FA。大谷も同じく、MVP→投票2位→MVP&FAとなるはずだ。2021年にMVPを受賞し、2022年はジャッジに次ぐ2位だった。
ボンズと大谷については、こちらで書いた。