【藤沢の農家さんシリーズ第21弾】

藤沢市のみなさまおはようございます。ご近所ドライブの楽しみと言えば「農産物直売所巡り」の筆者ころんころです。

一昨年の9月、「樹齢100年の巨木に実る大きな梨」をご紹介した『ふるうつらんど井上』を覚えていますか？参考記事：藤沢市民なら一度は食べたい。直売所でしか購入できない、樹齢100年の巨木に実る大きな梨

場所は小田急江ノ島線「長後駅」から徒歩13分ほど。数多くの野菜や果物を育て販売している農産物直売所です。

先日久しぶりに訪れると、商品棚は旬の恵みであふれていました（内容と価格は日によって変わります）。

まず目についたのは「メダカ（700円～1,200円）」(いきなり農産物ではない。笑)。

夏休みの宿題（絵日記や観察もの）にぴったりですよね。「カブトムシ」は2匹50円で売られていました。

続いてカラフルな夏野菜たち。

「ナス」「キュウリ」「オクラ」など、見るからに採れたてのものが100円～300円前後で勢ぞろい。店内には加工品も豊富です。

「少し前から『プラム』が最盛期を迎えました。うちのは“完熟”してから店頭に出すので、スーパーのものとは甘さが全然違いますよ」と自信を見せるのは『ふるうつらんど井上』の代表・井上さん。

なかでも優良ブランド品種「貴陽」は異次元の美味しさ。衝撃が走るほどの甘さで、数十個まとめて購入するお客さんもいるそうですよ。

続く「桃」も最盛期。パックには値札とは別に「糖度」を記した紙が入っています。

「11度くらいがバランスのよい甘さに感じます。『ネクタリン』系の品種になると20度を超えるものも出てきますよ」と話す井上さん。糖度20度ってどんな甘さなのでしょうね…すごい。

これらの桃が並ぶ一角で、少々風変わりな品種も発見。平べったい形をした見たこともない桃なのですが...？

「これは『蟠桃（ばんとう）』という縁起物の桃です。『楊貴妃が愛した桃』『孫悟空が食べて不老長寿を手に入れた桃』などと言われています。日本では滅多に見かけない非常に希少な品種ですよ」と井上さん。

筆者も不老長寿を手にするため(笑)、いざ実食です。

ややもっちりとした弾力のある柔らかな果肉の「蟠桃」。見た目こそ潰れた形をしていますが、うっとりするほど上品な甘さと芳醇な香りですごく美味しい...。なんだか不思議なパワーを感じる桃で「この世の食べ物？」と夢見心地で味わいました。療養中の友人に食べさせてあげたいなぁ…。

ほかにも、まだまだご紹介したい旬のものが並ぶ『ふるうつらんど井上』。井上さんいわく、“いいもの（人気商品や状態のいいもの）”は早い者勝ちなので、午前中で売り切れてしまうとのこと（農産物の地方発送も可能です）。また直売所の前にお客さんが列をなすこともあるそうです。早い時間帯の来店をおすすめします。

◇最新情報◇

『ふるうつらんど井上』の桃が、ついにジェラート（1カップ250円）になりました！（2024年7月27日より販売開始）

桃本来の香りと味わいですっきりとした甘さが魅力。数量限定で店頭販売しています。お手頃価格ですので、ぜひお試しくださいね。