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【日本人には謎】韓国ドラマによく出てくる不思議な行動!Part187:今どきなんで下宿 他

トリリンガルのトミ韓国語講師/YouTuber

みなさん、こんにちは~!

いつもご覧くださり、ありがとうございます!

今回も韓国ドラマに出てくる不思議や疑問を紹介する「韓国ドラマによく出てくる不思議な行動シリーズ」をお届けします☆

このシリーズを読んでいただけると、韓国ドラマがもっともっと楽しくなること間違いなしですよ~!

どうぞ、最後までお楽しみ下さいね^^

それでは、さっそく今回の不思議を見ていきましょう!

「屋上にも部屋がある?!」

みなさん、韓国ドラマを見ているときに「옥탑방(オクタッパン)」という言葉を聞いたことありませんか?

「옥탑방(オクタッパン)」というのは、「屋根部屋」のことです。

韓国ドラマには、この屋根部屋で暮らしている人がよく出てくるんです!

「屋根部屋のネコ」や「屋根部屋のプリンス」なんて、もうタイトルに「屋根部屋」と入っているので分かりやすいですね。

韓国ドラマではおなじみのこの「屋根部屋」ですが、日本人にはちょっとイメージしにくいですよね。いったい、どんな部屋なのでしょうか?

屋上に住んでいると聞くと、ちょっとセレブな感じがしませんか?!笑

屋上ということは最上階ですよね?!

さぞかし夜景もキレイに見えるんだろうな~とか、テラスなんかもあって、夏は外でお酒を飲んだら美味しいだろうな~なんてイメージをしてしまうのですが…

実際には、とても住み心地が良いとはいえない住居なんですね。

イメージとは裏腹に屋根部屋には、こんなデメリットがあるんです…

・夏は直射日光をうけるので、とにかく暑い!

・風を遮るものがなく、冬は冷たい風に吹きさらされて凍える寒さ

・エレベーターがなく、屋上までの階段の上り下りがキツイ

・トイレやシャワーなど水回りの出が悪い

これを聞くと、とても住み良い環境とはいえないですよね。

この屋根部屋というのは、建物を建てるときに、はじめから設計して作られているわけではないんです。

大家さんやその建物のオーナーが家賃収入を増やすために、あとから簡易的な造りの部屋を増築することが多いんです。

メリットは、なんといっても家賃が安いという点でしょう。

ドラマを見ていると、屋上を広々使って家庭菜園をしたり、外でお肉を焼いて食べたりもしていますよね。

しかし、実際は物干しスペースがあって、下の階の住人が洗濯物を干しに来るので、ドラマのように自由に使えるというワケでもないんです。

屋根部屋に住むのには、それなりの覚悟がいりそうですね。

つづいてはこちら~

「今どきなんで下宿?!」

昭和の時代には珍しくなかった下宿ですが、令和の日本で下宿するという人はあまりいないですよね。「下宿」という言葉自体、あまり耳にすることがないかもしれません。

ところが、韓国ドラマには下宿をしている人がよく出てきます。

若き日のスターたちが出演していた「明日に向かってハイキック」というドラマ、ご覧になったことはありますか?

少々古いドラマではありますが、このドラマのなかではファン・ジョンウムやイ・グァンス、ユ・インナがひとつ屋根の下で下宿をしていました。さらに、外国人のジュリアン・カンも下宿していましたよ。

このドラマのように韓国には、「하숙집(ハスクチップ)/下宿屋」というものがあります。

今でいうルームシェアのようなイメージですね。

「하숙집(ハスクチップ)/下宿屋」は、このようなスタイルが多いです。

・トイレ・キッチン・冷蔵庫などは共同

・机や棚などちょっとした家具は備え付けられていることが多い

・大家さんや管理人さんが一緒に住んでいることが多い

・食費込みで大家さんが食事を作ってくれることもある

それぞれの下宿屋によって違いはありますが、だいたいこんな感じで共同生活を送っているんですね。

また、この時代でも下宿屋を選ぶのには、こんな理由があるようです。

・一人で部屋を借りるより下宿代の方が安い

・管理人さんや大家さんが同じ家に住んでいるので安心

・外国人留学生にとっては、韓国人と交流できて、生活習慣や文化を知ることが出来る

疑似ホームステイ体験が出来る

このような理由から、今でも下宿を選ぶ人が多いんですね。

はじめて地方からソウルに上京する場合なんかは、いきなり一人で暮らすより大家さんやほかの住人がいる方が心細くないですよね。

都会へと送り出す親御さんもその方が安心かもしれませんね。

ただ、やはりプライベートな空間や時間を確保しづらいとか、自分の使いたいときにトイレやシャワーを使えないといった共同生活ならではのデメリットもあります。

冷蔵庫の中身を勝手に食べられてしまった…なんてことも笑

ルームメイトが家族のように遠慮なしに部屋に入ってくることも、ドラマを見ていること結構よく出てきますよね。

外国人にとっては戸惑うことも多いかもしれませんが、それも韓国の文化!と受け入れられる人は、下宿屋生活を楽しめるのではないでしょうか~?

いかがでしたか?

今回は、韓国の住居に関する不思議を2つ書いてみました!

屋根部屋と下宿屋、どちらも韓国っぽさを感じられる住居ですよね。

ドラマのなかに出てきたら、ぜひ注目してみてください♪

それでは、また次回もお楽しみに~^^

韓国語講師/YouTuber

韓国語講師YouTuber 登録者12万人!|韓国語講座修了者800人以上|ハン検1級→一発合格・2次試験満点|TOPIK 6級|TOEIC 985点|史上初のTOPIK広報大使|横浜領事館パートナー|ハングルの覚えかた図鑑 著者|キム・ヒチョル팬|3児の母!

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