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「一日1か所片づける!」を断念した人におススメするとっておきの方法

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

「一日1か所だけ片づける」と決めているのに、できない自分はダメだと友人が言っていました。

自分が決めた通りに成果を出せるのはよいことですが、それができなかったからと言って決してダメなわけではなく、

意外と何も考えずたった1か所ならできるだろうと決めてみたものの、いざやり始めたら思った以上にハードルが高かったり、

そもそも1か所はどのくらいの規模を示すのか自分でもよくわからなかったなどの理由で継続できなかったのだと思います。

そこで今日は「一日1か所だけ片づける」よりも効果的なことを紹介します。

「一日1回だけお気に入りの場所を整える」

「一日1か所だけ」よりも効果的なのは「一日1回だけお気に入りの場所を整える」です。

今日はどこを片づけようではなく、家の中のお気に入りの場所を一日1回整えるのです。

おススメは家族にぐちゃぐちゃにされにくい場所です。スペースをキレイに保つのとても簡単な場所です。

自分の「好き」が詰まった場所を整えるということは、自分を大切にすることなのでその瞬間だけ時間が豊かに流れます

そしてその場所の前を通ったり目にする時、とても穏やかな心地よい気持ちになれるのです。

お気に入りの場所は特別じゃなくていい

たったそんなこと?と思うかもしれませんが、まずはやりきることのできるハードルの低いことから始めるのが一番です。

お気に入りの場所は部屋全体である必要はありません。自分の好きなモノがある場所で良いのです。

お化粧をする時間やメイク用品が好きな人は、メイク道具置き場やポーチの中でもいいし、家族の写真コーナーや、くつ箱の上、チェストの上など特別な場所である必要はなく小さな場所で良いです。

そのお気に入りの場所にあるモノを整え、その他の余計なモノを置かないようにすればよいのです。

まずは、自分の大切なモノを大切にしよう

家族がいるのにホテルやモデルルームのような部屋をめざすのは現実的ではありませんし、部屋全体をどうにかしようと考えるととてつもなく大きな問題になります。

しかし、家の中に自分のお気に入りの場所があり、そこを整えたり、そこで過ごしたり、眺めて落ち着く時間があることで、SNSで見かけた誰かとの暮らしと比べることが減ります。

私は、片づけはいらないモノを捨てたり、モノをキレイに収納したりすることではなく「大切なモノを大切にすること」だと思っています。

忙しくてなかなか部屋を片づける時間なんて取れないと思う人は、まずはお気に入りの場所を整えることから始めてはいかがでしょうか。

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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