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夏のひとり旅におすすめ! ソロ温泉で訪ねたい「離島の温泉地」3選

高橋一喜温泉ライター/編集者

夏になると、無性に島旅に行きたくなる、というのは筆者だけではないだろう。海を見ながら温泉に入るのも風情がある。

温泉で火照ったら体を、離島ならではの潮風でクールダウンする時間も捨てがたい。キンキンに冷えたビールでもあれば最高だろう。

そこで、今回はソロ温泉(ひとり温泉旅)で訪ねたい、温泉の湧く離島を3カ所紹介したい。

利尻島(北海道)

北海道の北部に位置する自然豊かな離島。特にシンボルである利尻富士は圧倒的な美しさで、訪れる人を魅了する。

火山帯に属しているため温泉が湧く。利尻島には「利尻富士温泉」と「利尻ふれあい温泉」がある。海を見ながらの湯浴みは叶わないが、ともにかけ流しにされた濁り湯を楽しめる。特に利尻ふれあい温泉は成分の濃い湯で、温泉ファンをも魅了する。

島の絶景温泉を楽しみたいなら、隣りの礼文島にある「うすゆきの湯」がおすすめ。海に面した露天風呂から利尻富士を拝むことができる。

なお、滞在中は登山や海の幸など島の大自然も堪能したい。アクセスは大変だが、わざわざ訪ねる価値がある。

利尻富士
利尻富士

屋久島(鹿児島県)

海好き、山好き両方に愛される屋久島は、南部に3つの温泉が集中している。

満潮時には海の底に沈む「平内海中温泉」は、世にも珍しい温泉。波打ち際にある露天風呂「湯泊温泉」は絶景である。

泉質にこだわるなら、足元湧出の共同浴場「尾之間温泉」がおすすめ。アツアツの湯がこんこんと湧き出している。

湯泊温泉
湯泊温泉

式根島(東京都)

東京から高速ジェット船で約3時間。島内には4カ所の温泉があり、そのうち3つが海岸に面した野趣あふれる露天風呂だ。

ワイルドなロケーションの「地鉈温泉」は干潮時のみ入れる野湯。水着着用になるが、海を見ながら気軽に入れる「松が下 雅湯」は人気の露天風呂。離島ゆえに星空もきれいだ。

海水浴やマリンスポーツを目当てで訪れる人も多いが、温泉に入りながらゆっくり時間を過ごすのもいい。

高橋一喜|温泉ライター

386日かけて日本一周3016湯を踏破/これまでの温泉入湯数3800超/著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)/温泉ワーケーションを実行中/2021年1月東京から札幌へ移住/InstagramnoteTwitterなどで温泉情報を発信中

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3900超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)のほか、『有吉ゼミ』『ヒルナンデス!』『マツコ&有吉かりそめ天国』『スーパーJチャンネル』『ミヤネ屋』などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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