【倉敷市】美観地区唯一の立ち食い蕎麦屋。築約200年の長屋で営業
いよいよ岡山も梅雨入りしました。梅雨が明けるといよいよ本格的な夏到来ですね。暑い夏に食べたいもののひとつが冷たい麺ではないでしょうか。倉敷美観地区に誕生した立ち食い蕎麦屋「どまそば」を紹介します。ぜひこの夏の行きたい店リストに入れてくださいね。
建物にも注目
4月13日にオープンした「どまそば」。倉敷美観地区で唯一の立ち食い蕎麦屋です。建物はこの地区で最古となる築約200年の長屋の土間を改装とのこと。
いい意味で建物の古さをわざと残しているように感じられます。土壁はそのまま。壁が一部剥がれて、竹があらわになっている部分もありますが、直さず見せているように思えます。(お店のかたに確認はしていないので真相は定かではないですが)。
2階の床をぶち抜いて、天井を高く、広い空間を確保しています。
壁を見ると…あれ?カレンダー?前の持ち主の生活感もそのまま残しているそうです。なんだか建物が生きている感じがします。
天井には提灯が。蕎麦屋の向かいにある、1805年創業の上島提灯に作ってもらったものだそうです。
珍しい立ち食いスタイル
店内には木の丸いテーブルがひとつ。そのテーブルを囲って食事をします。ガラスの天板のため、蕎麦をすする時に、芸術的なテーブルの脚が目に飛び込んできます。
メニューはこちら。
本日のそばは日によって変わります。初めて訪れた日の本日のそばは以下でした。
ささっと食べられるように、具は丼ぶりにすべて盛られるぶっかけスタイルです。
明太子がどどーんとのった、贅沢な蕎麦もありました。しゃきしゃき浅漬けきゅうりに、みょうがと大葉。夏に食べたい薬味がたっぷり。これ、定番メニューになればいいのに。
定番メニューも紹介しましょう。「ごぼう蕎麦」です。ぱりっぱりに揚げられたごぼうが香ばしい。トッピングに温泉たまご(税込100円)も追加しました。
お店のかたが「いい蕎麦に出会えた」と語る蕎麦は、蕎麦処山形のものだそうです。ソバの実を丸ごと挽いた“挽きぐるみ”そば粉というものを使ってできたもののよう。
麺はこれ以上細くできないのでは、と思うほど。細いのに、のど越しと歯切れがよくて驚きました。
パッと食べに行ってみて
のど越しのいい蕎麦はあっという間に空っぽに。パッと食べて、サッと去る。こういう食べかたもいいものですね。蕎麦だけでなく、建物にも魅力を感じる蕎麦屋。おいしいものを気軽に食べたい時にまた立ち寄ろうと思います。
<詳細情報>
どまそば
住所 :岡山県倉敷市本町11-26
営業時間:11:30~17:00
定休日 :なし
駐車場 :なし
公式Instagram