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【倉敷市】美観地区唯一の立ち食い蕎麦屋。築約200年の長屋で営業

倉敷そだち地域情報発信クリエイター(倉敷市)
名物 倉敷そば

いよいよ岡山も梅雨入りしました。梅雨が明けるといよいよ本格的な夏到来ですね。暑い夏に食べたいもののひとつが冷たい麺ではないでしょうか。倉敷美観地区に誕生した立ち食い蕎麦屋「どまそば」を紹介します。ぜひこの夏の行きたい店リストに入れてくださいね。

建物にも注目

4月13日にオープンした「どまそば」。倉敷美観地区で唯一の立ち食い蕎麦屋です。建物はこの地区で最古となる築約200年の長屋の土間を改装とのこと。

いい意味で建物の古さをわざと残しているように感じられます。土壁はそのまま。壁が一部剥がれて、竹があらわになっている部分もありますが、直さず見せているように思えます。(お店のかたに確認はしていないので真相は定かではないですが)。

2階の床をぶち抜いて、天井を高く、広い空間を確保しています。

壁を見ると…あれ?カレンダー?前の持ち主の生活感もそのまま残しているそうです。なんだか建物が生きている感じがします。

天井には提灯が。蕎麦屋の向かいにある、1805年創業の上島提灯に作ってもらったものだそうです。

珍しい立ち食いスタイル

店内には木の丸いテーブルがひとつ。そのテーブルを囲って食事をします。ガラスの天板のため、蕎麦をすする時に、芸術的なテーブルの脚が目に飛び込んできます。

メニューはこちら。

2024年6月11日撮影
2024年6月11日撮影

本日のそばは日によって変わります。初めて訪れた日の本日のそばは以下でした。

2024年4月18日撮影
2024年4月18日撮影

ささっと食べられるように、具は丼ぶりにすべて盛られるぶっかけスタイルです。

本日のそば:イワシと山芋そば
本日のそば:イワシと山芋そば

明太子がどどーんとのった、贅沢な蕎麦もありました。しゃきしゃき浅漬けきゅうりに、みょうがと大葉。夏に食べたい薬味がたっぷり。これ、定番メニューになればいいのに。

本日のそば:明太子と浅漬けきゅうりそば
本日のそば:明太子と浅漬けきゅうりそば

定番メニューも紹介しましょう。「ごぼう蕎麦」です。ぱりっぱりに揚げられたごぼうが香ばしい。トッピングに温泉たまご(税込100円)も追加しました。

ごぼう蕎麦(税込800円)にトッピング温泉たまご(税込100円)
ごぼう蕎麦(税込800円)にトッピング温泉たまご(税込100円)

お店のかたが「いい蕎麦に出会えた」と語る蕎麦は、蕎麦処山形のものだそうです。ソバの実を丸ごと挽いた“挽きぐるみ”そば粉というものを使ってできたもののよう。

麺はこれ以上細くできないのでは、と思うほど。細いのに、のど越しと歯切れがよくて驚きました。

パッと食べに行ってみて

のど越しのいい蕎麦はあっという間に空っぽに。パッと食べて、サッと去る。こういう食べかたもいいものですね。蕎麦だけでなく、建物にも魅力を感じる蕎麦屋。おいしいものを気軽に食べたい時にまた立ち寄ろうと思います。

<詳細情報>
どまそば
住所   :岡山県倉敷市本町11-26
営業時間:11:30~17:00
定休日 :なし
駐車場 :なし
公式Instagram

地域情報発信クリエイター(倉敷市)

地域コミュニティWebメディア「倉敷とことこ」ライター。 倉敷市在住、生粋の倉敷人です。メジャーからマイナーな情報まで、倉敷市の魅力をしっかりお伝えします。趣味は食べ歩きと旅行。大好きな愛犬と倉敷をめぐることも。

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