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【宮城県 松島町】瓦屋根の先に世界の手仕事ひろがる -尾張屋 Owariya- [町内地区]

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

宮城県松島町内の観光メイン通り沿いにある、美しい白壁と瓦屋根が特徴のお店「尾張屋(おわりや)」。外観が日本風の佇まいなので浮かんでくる店内のイメージは、たとえば和柄模様の箸や風呂敷など日本らしさを感じる雑貨たちの姿。

だけど、ひとたび入口の向こう側に足を踏み入れると・・・
そこには鮮やかな色彩のアフリカンなバックや財布、そしてネパールのチョコレートに珈琲豆。さらには動物モチーフの置物に、イヤリングなどのアクセサリーまで!

店内は日本と海外の両方の雰囲気を感じられる、とてもユニークな空間。いろいろな物たちがセンスよく上品に並んでいて、海外製の色鮮やかな小物雑貨と共に、日本の伝統工芸品の焼き物(陶器)や鉄瓶、木工品も一緒に顔をそろえている。

▲ ショーウィンドウも店主のセンスの良さがキラリと光る。モダンなデザインの鉄瓶やマグカップなどの陶器がとにかくおしゃれ。
▲ ショーウィンドウも店主のセンスの良さがキラリと光る。モダンなデザインの鉄瓶やマグカップなどの陶器がとにかくおしゃれ。

「和」の雰囲気をまといながらも中を覗いてみると、海外を感じられる驚きと面白さが、尾張屋のすごいところ。地域のみんながフラリと遊びに行きたくなる気さくな雰囲気と、『次はどんな国の品物が並ぶんだろう』というワクワク感もあって、これがいい。

そして店内で販売されている海外商品の多くは、実は「フェアトレード(※)」として日本にやってきたものたち。

▲ ※フェアトレードとは貿易の仕組みのこと。日本を含め先進国が開発途上国の製品や原料などを、正当な価格で持続的に取引をすることで、開発途上国の貧困問題を改善させていこうというもの。
▲ ※フェアトレードとは貿易の仕組みのこと。日本を含め先進国が開発途上国の製品や原料などを、正当な価格で持続的に取引をすることで、開発途上国の貧困問題を改善させていこうというもの。

各国の製造元の人々が時間をかけて丁寧に仕上げた品々は、「作品」とも言えるほど重みを感じる。筆者の主観ではあるけれどフェアトレードの印は、心のこもっている「証(あかし)」でもある。
そして、いくつかの品物のパッケージには、商品完成までの背景(物語)が書かれていることも。それを知ることで世界が広がるのも、これまた素敵なことだ。

▲ 「尾張屋」はJR松島海岸駅から歩いて5分ほど!店の正面には観光船乗り場がある場所だ。
▲ 「尾張屋」はJR松島海岸駅から歩いて5分ほど!店の正面には観光船乗り場がある場所だ。

日本三景「松島」で体感できる、世界の手仕事品。
さあ、瓦屋根の先を、みんなで覗いてみよう!

名称:尾張屋(おわりや)
住所:宮城県宮城郡松島町松島字町内104
営業時間:平日11:00-17:30、土日祝10:00-17:30
定休日:不定休
公式SNS:気になった方はお店の公式フェイスブックを覗いてみよう!
※最新の営業時間や定休日について店舗の公式ホームページも併せてご参照下さい。

フリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

Molly Chiba|日本出身|2022年2月からフリーランスのライターとして独立。日本と英国を拠点に活動中。日本国内の地域ニュースやコラムのほかに、日・英のサッカーに関するコラムを『Football Tribe Japan』に執筆中。2024年8月の「地域クリエイターMVA(Most Valuable Article)」を受賞。珈琲と自然と動物が好きです。

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