【宮城県 松島町】瓦屋根の先に世界の手仕事ひろがる -尾張屋 Owariya- [町内地区]
宮城県松島町内の観光メイン通り沿いにある、美しい白壁と瓦屋根が特徴のお店「尾張屋(おわりや)」。外観が日本風の佇まいなので浮かんでくる店内のイメージは、たとえば和柄模様の箸や風呂敷など日本らしさを感じる雑貨たちの姿。
だけど、ひとたび入口の向こう側に足を踏み入れると・・・
そこには鮮やかな色彩のアフリカンなバックや財布、そしてネパールのチョコレートに珈琲豆。さらには動物モチーフの置物に、イヤリングなどのアクセサリーまで!
店内は日本と海外の両方の雰囲気を感じられる、とてもユニークな空間。いろいろな物たちがセンスよく上品に並んでいて、海外製の色鮮やかな小物雑貨と共に、日本の伝統工芸品の焼き物(陶器)や鉄瓶、木工品も一緒に顔をそろえている。
「和」の雰囲気をまといながらも中を覗いてみると、海外を感じられる驚きと面白さが、尾張屋のすごいところ。地域のみんながフラリと遊びに行きたくなる気さくな雰囲気と、『次はどんな国の品物が並ぶんだろう』というワクワク感もあって、これがいい。
そして店内で販売されている海外商品の多くは、実は「フェアトレード(※)」として日本にやってきたものたち。
各国の製造元の人々が時間をかけて丁寧に仕上げた品々は、「作品」とも言えるほど重みを感じる。筆者の主観ではあるけれどフェアトレードの印は、心のこもっている「証(あかし)」でもある。
そして、いくつかの品物のパッケージには、商品完成までの背景(物語)が書かれていることも。それを知ることで世界が広がるのも、これまた素敵なことだ。
日本三景「松島」で体感できる、世界の手仕事品。
さあ、瓦屋根の先を、みんなで覗いてみよう!