メンタルが強い人の特徴から学ぶ「自分の気持ちを伝える」方法とは?
こんにちは、精神科医しょうです。
メンタルが強い人の特徴の1つとして、「自分の気持ちをきちんと伝えられる」というものがあります。
しかし、自分の思いを相手に伝えることが苦手な方も多くいるのではないでしょうか?
思いが伝えられず、もしくは伝わらずにいつも我慢してしまう…といった経験が多い方は、他人に対して「しんどい」と思ってしまう傾向があります。
我慢をし過ぎた結果、人間関係を突如リセットしたくなったり、適応障害やうつ病の引き金になってしまったりといったことにもつながりかねません。
そこで今回は、メンタルが強い人から学ぶ「自分の気持ちを伝えるベストな方法」についてヒントを得たいと思います。
自分のアサーション度(自己表現度)はどれくらい?
お互いを大切にしながら、それでも率直にコミュニケーションをすることを「アサーション」と言います。
アサーションは私たちが望むような自己表現とコミュニケーションをしながら、豊かな人間関係を築く上での鍵となるものです。
まずは、現在の自分自身のアサーションの度合いを確認してみましょう。
以下のチェックリストを参考に、あなたが普段どうしているかを考え「はい」か「いいえ」で答えてみましょう。
・自分の長所について人に言うことができますか?
・神経質になったり、緊張を感じたりしている時、それを受け入れることができますか?
・初対面の人たちの会話の中に、気楽に入っていくことができますか?
・自分が知らないことや分からないことがあった時、説明を求めることができますか?
・人に援助を求めることができますか?
・人と異なった意見を持っている時、それを表現することができますか?
・自分が間違っている時、それを認めることができますか?
・適切な批判を述べることができますか?
・人から誉められた時、素直に対応できますか?
・あなたの行為を批判された時、受け応えができますか?
・不当な要求を拒むことができますか?
・長話や長電話の時、自分から切り上げることができますか?
・あなたの話を中断したりさえぎったりした人に、そのことを伝えることができますか?
・誘いを受けたり、断ったりすることができますか?
・注文した通りのものが来なかった時、そのことを伝えて交渉できますか?
・人の好意が煩わしいと感じた時、断ることができますか?
・他人から援助や助言を求められたとき、必要であれば断ることができますか?
いかがでしょうか?
「いいえ」の数が半分以上あった人は、日常生活や人間関係に支障を感じることがあるかもしれません。
「いいえ」と答えた項目は。自身が自己表現できていない苦手な領域だと言えるでしょう。
しかし、「はい」と答えたものに関しても、相手に対して否定的な感情を持つものだったり、攻撃的に表現するものだったりなどの意図が潜んでいたりしていないでしょうか。
もしそうであれば、要注意です。
その項目に関しては、自身の意思や気持ちは大切にできているものの、相手を考慮に入れていない言動をしている可能性があります。
言いたいことを上手に伝えるには?
「相手に自分の意思や気持ちを上手に伝えるにはどうすれば良いのか?」と悩む方は、多くいるのではないでしょうか。
そのような時は、まずは自分の日ごろの言動をチェックしてみましょう。
・どのような場面が苦手か?
自分がどこでアサーションができているか、どのような場面が苦手かについて考えてみましょう。
たとえば、並んでいるところに割り込まれた時、それを言えるかどうか、話し合いの席で自分の意見を言えるかどか、お金を貸した人が返してくれない時、それを伝えることができるかなど、案外すんなりと対処できる場面とできない場面とがあるかと思います。
対応が難しい場面に出くわした時、どんなアサーティブな表現があるかを、考えてみましょう。
・アサーティブな表現法とは?
言葉によって自分の思いを伝達するには、それを表現するための適切な言葉や言い方を知っていなければなりません。
しかし、「長電話が切れない」「異なった意見を言うのがこわい」「依頼を断れない」など、おそらく多くの方がこのような場面に慣れておらず、モヤモヤを抱えてしまうのではないでしょうか。
そこで、そのような場面に出くわした時にアサーティブな表現法をするにはまずは、相手に自分を知ってもらうことから始めなければなりません。
人間関係は自分を知ってもらうことが第一歩であり、知らせないで仲良くなることはないと承知しておく必要があります。
お互いを知ることができれば、自分の考えを伝えやすくなり、アサーティブな表現をすることもより一層可能になるのではないでしょうか。
まとめ
今回はメンタルが強い人の特徴から、自分の気持ちを伝える方法について学んでみました。
アサーションを大切にし、出会った場面や状況の中で、適切な言葉や言い方を学ぶことができれば、自分の気持ちを伝えることもスムーズにいくのではないでしょうか。
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