HSPが寝すぎる理由とは?!なぜなら「過眠」の理由は…。
こんにちは、精神科医しょうです。
HSPの特徴の一つに長時間の睡眠があります。
HSPは刺激に敏感な気質であるため疲れやすく、十分な睡眠時間の確保が必要になると考えられます。
しかし、なかには睡眠時間が長いことを悩んでいるHSPの方もいるのではないでしょうか?
「もっと頑張りたいのに、もっとやらなければならないのに、どうして…」と自分を責めていませんか?
今回はHSPが寝過ぎてしまう理由と原因について言及するとともに、寝過ぎてしまう体質との上手な付き合い方を解説します。
なぜHSPが寝すぎるのか?
HSPはなぜ睡眠時間が長い傾向にあるのでしょうか?
理由は心身ともに疲労していることが一因として考えられます。
HSPが疲れる原因をいくつかあげてみました。
- 情報過多によるストレス
- 神経が常にたかぶっている
- 感情反応が強い
- 外的刺激を受けている
順番に解説していきます。
情報過多によるストレス
情報化社会と言われる昨今では、絶えず膨大な情報が入ってきます。
HSPの場合、目や耳から入る情報を必要以上に深く受け止める傾向があるため、脳がすぐにオーバーヒートしてしまいます。
常に頭がフル回転している状態ですので、十分な睡眠を取って脳を休ませる必要があります。
神経が常にたかぶっている
HSPは五感が鋭く、周囲の空気を察知する能力が高いため、いつも気が張っています。
身に危険がないか察知する本能とも言えるのですが、安全なわが家へ帰った頃には疲労困憊ということも…。
睡眠を取って体力を回復させる必要があります。
感情反応が強い
内面から沸き起こる喜怒哀楽はコントロールすることが難しいものですよね?
HSPはほんの小さなことでも、感情的になってしまう傾向があるため、知らず知らずの内に疲労している可能性もあります。
また、コンサートへ行ったり、美術鑑賞をしたりなど、非日常的な体験をした後は自身の感情に振り回されてクタクタになってしまいます。
心身ともに疲れた時は翌日に向けて、ゆっくりと休むしか方法はありませんね。
外的刺激を受けている
HSPは五感が鋭いため、音・光・味覚・におい・肌ざわり・気候…などの刺激に対して過度に反応してしまう傾向があります。
自分では大して感じていなくても、脳や体が察知してストレスになっていることもあり得ます。
睡眠時には睡眠の質を高めるために、遮光カーテンを使用して光が入らないようにしたり、肌ざわりの良いパジャマを着用したりするなど、自分が心地よいと感じる環境を整えることも重要になります。
HSPが寝過ぎる体質と上手に付き合うには?
必要な睡眠時間は人それぞれです。
長時間睡眠の体質を無理やり改善しようとすると、心身ともに不調をきたし、疾病につながる恐れがあります。
日頃から睡眠時間が長いことを自覚しているHSPは、自身に備わった気質を受け入れ、寝過ぎる体質と上手に付き合っていくことがポイントになります。
ここからはHSPが寝過ぎる体質と上手に付き合う方法について紹介します。
①無理をしない
日々、考えたり感じたりで忙しいHSPは「寝るのがもったいない。」、「睡眠時間を削ってでも、あれもこれもしなければならない!」などと考えてしまいがちです。
欲張らず、疲れたら早めに休んで、翌日には万全の体調で、仕事に勉強に向きあう方が効率良く過ごすことができます。
また、自分が疲れやすく、睡眠が長い傾向にあることを把握しているのであれば、物事を達成するための計画を事前に立てて取り組まれることをオススメします。
②他人と比べない
周囲に数時間しか眠らなくても、仕事をこなすことができる人や、睡眠時間を削って努力した結果、出世した人を見たり聞いたりすると、自分はどうしてすぐに疲れてしまうのだろうか…、きっと努力が足りないだけなのだと、あれこれと考え、気合で乗り切ろうとしてしまう人がいます。
しかし、相手が成功している方法をマネして自分に当てはめたとしても、上手くいくとは限らず、体調を崩してしまうことになるかもしれません。
人は人、自分は自分と割り切り、自分ができるペースで何事も取り組むようにしましょう。
③自分に適した睡眠時間を知る
HSPが睡眠と上手く付きあうには、自分に適した睡眠時間と睡眠の質を知ることが大切です。
といっても、ベストな睡眠時間がわからないという方や、睡眠の質を把握しようにも、どうすればいいのか分からないという方もいらっしゃるかと思います。
その場合は、自身の睡眠時間や質を管理できる「睡眠アプリ」を使ってみましょう。
アプリによっては、平均睡眠時間を割り出し、良質の睡眠をとるための提案をしてくれる機能が備わっているものもあります。
毎日の健康管理にも役立つのでオススメです。
まとめ
本日はHSP気質の方が寝過ぎてしまう理由と対策についてお話しました!
理想的な睡眠時間は人によって個人差があり、人と比較するものではありません。
記事で紹介した寝過ぎてしまう理由と原因を理解し、ぜひ自分にあった睡眠の管理方法を見つけてくださいね。
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
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