FOXからSHOWTIMEに移籍?12勝(8KO)1敗のスーパーウエルター級新鋭
新鋭、ヴィト・ミエルニッキ・ジュニアが、7月最後の土曜日に、18勝(6KO)8敗2分けのジミー・ウィリアムズを6回2分12秒でTKOで下して、自身12勝目(8KO)を挙げた。昨年まではFOXが売り出してきたミエルニッキだが、今回はSHOWTIMEがSNSを通じて彼のファイトを流した。
FOX時代はウエルターだったが、20歳と体が成長中のミエルニッキは、今回1階級上げ、154パウンドのファイターとなった。
ファーストラウンドからミエルニッキのジャブと右ストレートが冴え、ペースを握る。2回早々には、再度ミエルニッキの右が火を噴き、ウィリアムズはクリンチで凌ぐのが精一杯となった。
3回に入ると、ウィリアムズのスピードは目に見えて落ち、翌4回には大きくバランスを崩した。
5回、ミエルニッキは右ボディを叩き込み、ウィリアムズに深刻なダメージを与える。
そして迎えた第6ラウンド、更に20歳の右をもらったウィリアムズがクリンチしか出来ないことを理解したレフェリーが試合を止めた。ウィリアムズのトレーナーも、ほぼ同じタイミングでエプロンに立ち、棄権を申し入れていた。
7歳にしてボクシンググローブを握ったミエルニッキ。アマチュアでは、4度全米王者となっている。まだ10回戦の経験は1度しかなく、このファイトも8回戦で行われた。どこまで上って行けるだろうか。
新たな局と複数マッチの正式な契約を結べば、骨のある相手との対戦も組まれる筈だ。今後、SHOWTIMEはミエルニッキをいかに扱っていくであろうか。