ホームラン・ダービーに出場した選手は、後半にホームランを打っているのか
オールスター・ブレイクが終わり、7月19日にレギュラーシーズンが再び始まってから、3週間が経った。
ホームラン・ダービーに出場した8人が、その前後に打ったホームランの本数と1本当たりの打数(打数/本)は、以下のとおり。その下に、ダービーには出場していないが、オールスター・ゲームでホームランを記録した2人、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)とジャレン・デュラン(ボストン・レッドソックス)の数値も掲載した。
8人中5人は、後半に入ってから、6本あるいは7本のホームランを打っている。一方、あとの3人は、後半のホームランが1本しかない。
ガナー・ヘンダーソン(ボルティモア・オリオールズ)は、前半に28本のホームランを打ち、この時点では、34本塁打のアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)に次ぐア・リーグ2位に位置していたが、現在は4位だ。その上には、41本塁打のジャッジ、34本塁打のアンソニー・サンタンダー(オリオールズ)、30本塁打のホゼ・ラミレス(クリーブランド・ガーディアンズ)がいる。
もっとも、後半は、まだ3週間に過ぎない。また、アレック・ボーム(フィラデルフィア・フィリーズ)は、そもそも、他のダービー出場者と比べると、前半のホームランが5本以上少なかった。前半のホームラン1本当たりの打数が25を超えていたのも、ボームだけだ。前半の33.00打数/本に対し、後半は76.00打数/本だが、例えば、次の打席でホームランを打つと、77打数で2本塁打=38.50打数/本。前半とそれほど変わらない数値になる。
ボームは、オールスター・ブレイクを迎える前に、ホームランこそ11本ながら、33本の二塁打を打った。こちらは、両リーグで最も多く、2位のエジキール・トーバー(コロラド・ロッキーズ)に5本差をつけていた。後半に入ってからも、ボームの二塁打は多く、19試合で8本を数える。シーズン全体の41二塁打は、こちらも両リーグ最多。ボームに次ぐのは35本のデュランなので、2位との差は広がっている。