「現地よりスパイシー!」マカオ名物アフリカンチキンが「松のや」に登場!
◎エスニック感満載なスパイシーソースがチキンかつにマッチ
昨今、世界各国料理がアレンジされて飲食店やコンビニなどで提供される機会が増えています。私が好きなアジアでいうと、台湾やタイが多いのですが・・・
とんかつ専門店「松のや」に登場したのは珍しいアジア地域の名物料理でした!!
なんとマカオではないですか!
マカオといったら、カジノの街のイメージがあると思いますが、名物料理がたくさんあって、その代表がアフリカンチキンなんです。
2023年7月12日(水)から期間限定で提供が始まったのは、東洋と西洋の交差点とされるマカオで人気の「アフリカンチキン」を“松のや流”にチキンかつをアレンジしているんですね。
◎「アフリカンチキン」とは?
「マカオってどこ?」
「マカオなのにアフリカン?」
「これって、マカオ料理?」
日本では聞きなれない料理ですよね。
まずマカオは、中国の特別行政区のひとつで、中国の南方、広東省に隣接しています。その昔ポルトガルの影響下にあったことから、今でも街にはアジアの街並みにポルトガルの佇まいが交わる東洋と西洋の交差点とされている地域なのです。
16世紀以降、ポルトガル人冒険家や貿易商人が行き来、南インドや東南アジアを経由してマカオに辿り着く人が多かったため、寄港した国からたくさんの食材がマカオにやって来ました。
それがスパイスだったりココナッツだったり、のちにアフリカンチキンの原材料となる食材だったのです。
ココナッツミルクにトマトペーストやスパイスを加えたソースに、焼いた鶏肉を絡ませたアフリカンチキン。アフリカの名がついているのは、マカオに駐隊していたモザンビーク人が作るグリル焼きにヒントを得たからです。
マカオではポルトガルレストランから大衆食堂まで、数多くの店でアフリカンチキンを食べることができます。東南アジアのカレー風にも感じられるし、洋食のチキンソテーな感じでもあるかな。店によってソースの味やスタイルが異なっているので、アフリカンチキンの食べ比べができちゃいます。
◎現地以上にスパイスの香り豊か!カツにもぴったり。
さぁ、アフリカンチキンのことがわかったところで、「松のや」のアフリカンチキンをいただきましょう!
チキンかつは3枚。キャベツの千切りが山盛りにあり、ソースが添えてあります。
チキンかつの鶏肉は下味をつけたもも肉を使用。とんかつ専門店の“チキンかつ”ならば、確実においしいだろうと想像はついていましたが、やはりおいしかった(笑)
トマトソースにスパイスが加えてあって、濃厚な味にスパイシーな香りが広がります。しっかりクミンやコリアンダーのスパイスひとつひとつの存在を感じることができて、よりカレーに近いスパイス感がありました。揚げたカツによく合いますね。
チキンかつにたっぷりかけてもいいし、一切れずつソースをつけてもいいし。お好みの方法で食べてみましょう。
余談ですが、ソースをごはんにかけて食べてみてください。カレーライスのような感覚で食べることができて、これぞまさしく!一石二鳥のおいしさです。
このチキンカツスタイルのアフリカンチキン。現地マカオでも流行るんじゃないかしら。
アフリカンチキンかつは他にも、ロースかつや上ロースかつをミックスした定食も提供しているので、チキンとポーク2つの味が楽しめるのもいいですね。
・・・・・
さて、今回は期間限定の定食をご紹介しました。松のやでの限定品提供期間は通常3週間ほどとなっていますが、松屋フーズに問い合わせしたところ「アフリカンチキンかつ定食」は7月が終わる前に終了してしまうかもしれないと、情報をお聞きしました。
元々この定食は、今春にテスト販売として一部の店舗で販売を行っていたのですが、人気となり、想定よりも早くに終了してしまった経緯があるのです。今回も早くも終了が目の前となりそうなので、気になった人は早めに店舗にいらしてくださいね。
※提供は一部の店舗を除く。