【名古屋・大須 】神社仏閣 御朱印さんぽ(お寺編)
実は大須のある愛知県は、日本で一番お寺の多い都道府県だと知っていましたか?
今回は名古屋・大須周辺で参拝したお寺を紹介します。
大須は大きな商店街が有名な地域です。なんとこのエリア内には約1200もの店舗や施設があるとか!
商店街には最新スイーツから老舗の名古屋グルメを食べさせてくれるお店、食べ歩きできるお店や古着屋やメイドカフェなどあらゆるお店がひしめき合い、観光も楽しい活気のあるエリアです。
◆大須観音
まずは大須観光の定番でもある大須観音(北野山真福寺寶生院)へ。
アクセスに優れており、最寄りの地下鉄鶴舞線 大須観音駅2番出入口を出てすぐのところにあります。行きやすいのはとてもありがたいですね。
大須観音は日本三大観音のひとつであり、古事記の最古の写本が伝わっていることでも知られる寺院です。大須観音では本尊の大悲殿の御朱印を頂きました。
ほか、東海三十六不動尊霊場や名古屋21大師霊場などの巡礼者向けの御朱印もあります。
そして境内で気になる、ちょっと珍しいものを見つけました。
歯歯塚といって、抜けた歯や使用済みの入れ歯を供養するものです。「納歯口」なんて言葉、はじめて見ましたね……。
あと境内に鳩に餌をやれるスポットがあるためか、鳩がものすごく多いです(エサはひとつ50円)。
◆万松寺(亀嶽林 萬松寺)
大須商店街の中にある万松寺。
最初通り過ぎた時、あまりの煌びやかさにお寺じゃなくて商業施設かと思いました。
万松寺は480年もの歴史のあるお寺なのですがエンターテイメント性にあふれ、現代への順応っぷりがすごい……! 境内は光にあふれ、建物外側には映像が流れていました。
新天地通沿いには大きな白龍が鎮座しています。
実はこの白龍、一日に何度か音と光と映像のショーの上映を行います。龍の口から水が噴き出し、音が鳴り、玉が光ります。
白龍にちなんだ御朱印もありました。見開きで御朱印帳に書いていただけます(※書置きもあり)。
そしてこのお寺は音楽原作キャラクターラッププロジェクト、『ヒプノシスマイク』のナゴヤディビジョンの「Bad Ass Temple」というチームの「聖地」となっているお寺でもあります。
・ナゴヤディビジョン推しはぜひ参拝してみて!
Bad Ass Templeの楽曲、「Bad Ass Temple Funky Sounds」MVには万松寺の白龍が登場しています。
そしてお寺の近くにはスカジャンを扱うお店が……!
ナゴヤディビジョンの「Bad Ass Temple」チームリーダーの波羅夷 空却(はらいくうこう)は僧衣にスカジャンを羽織った姿……。大須らしさを感じるビジュアルです。
お寺境内にも『ヒプノシスマイク』のポスターを貼ってある場所があり、「聖地巡礼」気分が盛り上がります。
万松寺では「空劫」御朱印も頂きました。「空劫」とは、仏教用語で「世界が全く壊滅して、次にまた新たに生成の時が始まるまでの長い空無の期間」を指す言葉です。
御朱印は常時たくさんの種類があり、季節限定のものもあります。参拝のたびに新鮮に楽しめそうです!
◆隣松山 陽秀院
そして大須にひっそりとある隣松山 陽秀院。
こちらには全身白い紙で覆われたお地蔵さま「紙張地蔵尊」が安置されています。
こちらの紙張地蔵尊は自分の体の悪いところにお地蔵さんの身体に紙を貼ってお願いをするという民間信仰が天保の昔からあります。もはやどんな姿だったか全然わかりませんね。
私もお地蔵さんの横にあった紙(2枚10円)を貼り付け、柄杓で水をかけました。
訪問時は無人のようでしたが、毎月28日のご縁日には授与所にも人がいるそうなので、授与品や御朱印をお求めなら28日の参拝がチャンスかもしれません。
名古屋・大須のお寺の参拝記録でした。
大須は、大きな商店街の中にも立派なお寺やひっそりと小さな神社が佇んでいたりと、非常に散策していて楽しいエリアでした。
他に神社も参拝したので、そちらについても書きたいと思っています。