ハーブの使いこなし術|剪定後のローズマリーの意外な使い道
こんにちは!
アメリカ流のシンプルなハーブ暮らしを発信している平野です。
ハーブを育てているみなさんは、近頃ハーブの剪定に追われているのではないでしょうか。
特に使い道が困るという意見を多くお聞きするのは「ローズマリー」です。
今回の記事では剪定後のローズマリーを使い切るための方法を紹介します。
ローズマリーの意外な使い方
ローズマリーが使いづらいと感じるのは、その「強い苦味」と「チクチクとした硬さ」ですよね。
「ローズマリーをどうしたら美味しく食べられるの?」ということばかりに意識が向きがちですが、強い香りを持つローズマリーは、実はお料理以外にもたくさんの活用法があるんです。
1.グラスに挿して飾りながら乾燥させる
ローズマリーを収穫したら、ローズマリー4~5枝をグラスに挿しておきましょう。2~4日くらいでドライローズマリーが完成します。
ローズマリーの汚れがひどいようなら事前に洗っておいて、キッチンペーパーなどを使って完全に水気を拭きとっておきます。
グラスに入る下部分は乾燥しにくいので、葉をすべて取っておきましょう。
グラスに水は入れずに、ただローズマリーを挿すだけで完成です。
キッチンのそばに置いておけば、ささっと気軽にローズマリーをお料理に使えますし、お料理に使えなかった分は自然と乾燥するので一石二鳥ですね。
なんだか見た目もおしゃれで癒されます。
ローズマリーが完全に乾いたら、ジッパー付き保存袋に入れて保存しておいてくださいね。(保存期間は3~6か月)
2.窓のそばに置いておいて虫よけにする
よく開け閉めする窓際にローズマリーを並べて置くだけで、虫よけになります。
ローズマリーの香りは、人間にとってはとても良い香りですが、虫たちにとっては大嫌いな匂いなのです。
玄関先に並べて置いても効果的ですよ。
3.葉をお皿に入れてポプリにする
ローズマリーの葉は、小皿に入れておくと自然のポプリになります。クローゼットに置いておくと防虫になります。
また、デスクのそばに置いておいて仕事中に時々かいでみると、頭がすっきりしますよ。
香りが飛びやすいので、時々手でもんで香りを復活させながら使ってくださいね。
4.採れたてのローズマリーティーを楽しむ
ローズマリーを収穫したら1度は味わっていただきたいのが「フレッシュローズマリーティー」です。
3分程度の蒸らし時間で、緑茶と同じ要領で作ってみてください。苦味が強いと感じるようなら、はちみつを混ぜて飲んでくださいね。
ちなみに、根っこに近いしっかりとした葉を使うよりも、上部にある若葉の方を使う方が、クセが少なくすっきりとした味わいになります。
5.それでも余るようならお友達にあげる
ローズマリーがたくさんありすぎて余ってしまうならお友達にもおすそ分けしてあげましょう。
ローズマリーをあげても大丈夫なのかな?と思うかもしれませんが、自分がもらったとしたらとても嬉しいと思いませんか?
実際のところ、私のはじめてのローズマリーの出合いは、友人からもらったローズマリーの花束でした。そこからローズマリーに惹かれるようになったのです。
あなたのローズマリーが、お友達にそんな素敵なきっかけを与えられたらとても素敵ですよね。
ちなみに花束の作り方は、
- 根本を濡れたキッチンペーパーで巻き、上にラップを巻いてから輪ゴムで結びます。
- 仕上げにかわいい紙で表面を包めばローズマリーの花束の出来上がりです。
6.どうしても使い切れないなら冷凍という手も!
ローズマリーは硬く丈夫な葉を持つハーブなので、そのまま冷凍することができます。
多少の変色はありますが、凍ったまま細かく刻んでお料理に使ったり、ブーケガルニ(スープの出汁)に使ったりすれば色の悪さは気になりません。
冷凍したローズマリーは3か月以内に使い切りましょう。
冷凍する前に、ぜひローズマリーのオムレツもお試しください。インスタグラムで好評だったレシピです↓↓
平野蘭のインスタグラムの「ローズマリーのオムレツ」の投稿へスキップします
おわりに
今回は、簡単に実践できるローズマリーの消費方法をご紹介しました。
お料理以外にも、どんどんハーブを生活に役立てていけると良いですね。
あなたがローズマリーを楽しく活用するためのヒントになれば嬉しいです。