韓国政府の疾病管理本部・中央防疫対策本部は4月27日14時より定例会見を行った。

チョン・ウンギョン本部長が下記の内容を発表した。編集しつつ、翻訳する。

※検査結果が確定し、海外の流入として確認された事例。

27日のブリーフィングの様子

韓国内の検査の現状

<国内申告と検査の現状>

（4月27日0時時点の累計）

全体の感染者の約80.7％は、集団感染との関連性がある。

地域別現況

< 地域別現況>

(4月27日 0時基準, 1月3日以降の累計)

集団感染の状況

韓国内の感染者のうち約80.7％は、集団発生との関連性が確認されている。

海外からの流入の状況

最近2週間※の伝播経路は、海外流入116人（57.7％）、海外流入と関連する間接的感染7人（3.5％）、病院、療養病院など22人（10.9％）、地域の集団発症34人（16.9％）、先行感染者接触13人（6.5％）、その他の調査9人（4.5％）などである。

※4月13日0時から4月27日0時までの2週間に申告された201人。

その他

■昨日新規に確認された海外からの流入患者は7人で、流入国（地域）は、米国3人、欧州2人、その他2人（日本、フィリピン）であった。

■大邱での新規患者（4.23日確定）に関連して、同市における接触者調査のうち1人が追加で感染者として確定した。釜山ではこの感染者が訪れたレストラン、宿泊施設、居酒屋、クラブなどでの接触者の調査と検査が進行中であり、143名については自主隔離の実施要請を行った。クラブと居酒屋には、事業の中断の実施要請を行った。

■慶尚北道醴泉郡では、上記の件の接触者が隔離解除のための検査を行った。結果、1人が追加感染者と確定した。4月9日から現在までに40人（安東3人、聞慶1人を含む）の感染が確認された。

■京畿道高陽市の医療機関（ミョンジ病院）の医療スタッフ2人が陽性判定を受けたことに関連し、隔離病棟従事者の全数検査実施結果44人が陰性として確認された。確定者の滞在エリアは防疫消毒を完了し、医療スタッフ接触者14人を隔離措置とした。

注意事項

■（韓国で）連休が含まれる新しい1週間が始まるが、中央防疫対策本部としては「コロナ19流行は進行中」。よって「社会的距離の徹底」を要請する。

○社会的距離を置く期間であるため、不必要な集まり、イベント、旅行などは自制することが望ましい。

○やむを得ず旅行の出かける際には、大規模な団体旅行は止め、最小限の家族単位で旅行すること。旅先でも密閉された場所での密接な接触が発生するおそれがある場所への訪問を自制し、訪問時には訪問時には、2mの距離を保つ。マスク着用をし、手洗いを徹底、目・鼻・口に触れないなど個人衛生を維持することが必要。

○夜間の外出・イベントを最大限自制することを勧告する。やむをえない場合、入口で発熱や呼吸器症状を確認し、利用者と従事者の両方がマスクを着用し、消毒や換気を徹底するなど、防疫指針を遵守しなければならない。

○不審な症状があるときは出勤や外出をせず、診療所での診断検査を受けることが最も重要。

特に、密閉された空間での密接な接触の後、コロナ19の疑いがある症状が発生した場合、家族や職場内での発熱、咳などの症状が2〜3人以上発生した場合には、「コールセンター（1339、市外局番+120）」または「管轄の保健所」に連絡するか、診療所を優先訪問して、早期に検査を受けることを要請する。

了