防災専門家が検証!災害時の衛生対策「水のいらないシャンプー」ウエット手袋は必要か?使い心地は?
災害時水はなくても衛生面は守りたい
災害時、特に大規模な地震の後では、水の供給が不安定になることがあります。
このような状況下で、日常の清潔を保つことは、健康維持だけでなく、精神的な安定にもつながりますよね。
そこで防災グッズランキング記事監修も手掛ける私が、実際に気になる防災グッズを試して検証してみようと思います。
今回は、すすぎ不要の水のいらない泡なしシャンプー(ウェット手袋)を使ってみました。
水のいらないシャンプーが手袋に
今回試したグッズは、手袋型の指つきのウェットシート、頭を拭いてシャンプーの代わりに使用するものになります。
ピースもできるので指は動かしやすいですね。
説明書きを読んで感じるメリット
説明を読んで軽くまとめると、水なしで簡単に洗髪が可能、泡立ちがないため、洗い流す必要がなく頭皮を指でこすることで、洗い残しなく頭皮を清潔に保つことができるようです。ノンアルコールで作られており、敏感肌の方でも安心して使用できる点も魅力の一つとのこと。
実際に使ってみた
では検証です。今回は前日に洗髪せずに就寝。寝起きの、ぼさぼさな髪に使用してみました。
香りはフルーティーフローラルとなっています。袋を開けた瞬間、まさに「大きな風呂場で誰かがシャンプーを使っている香り」がしました。温泉施設にいるような感覚です!
石鹸にも近い感じで、男女とも受け入れられそうな香りがひろがります。
しっとりとした手袋
手にはめてみると、手の大きな男性でも使えそうな、かなり大きめの手袋です。コットンパフを丈夫にしてから、薄く伸ばしたような生地です。絞ると水が滴るほどではありませんが、触った瞬間、かなり水分を含んでいるのがわかります。
シャンプーのように、実際に頭皮をマッサージしようとしましたが、布が髪の地肌まで直接触れるには、少し布部分が大きいですね。思ったよりは地肌にダイレクトには届かないかな?
頭皮を綺麗にしたい場合は、細かく部分にわけて、拭いていく必要がありますね。
横や毛先の部分は、髪を指で挟んで上から下に落としていくと髪がしっとりと濡れる感じで汚れが落ちそうです。
拭いていくにつれ、しっとりしてきて頭に水分が感じられ気持ちがいい!
特に香りが一押し。お風呂に入れない環境でもストレートに石鹸の香りがするより、大浴場にいるような香りが(あくまでも個人の感覚ですが)ストレス軽減になりそうな気がします。
メントールも配合されていますが、ほんの少しさっぱりする程度です。スース―しすぎないので寒い時期にも良さそうですよ。
使用後の髪の濡れはこんな感じ。
湿っていますが、そこまでの濡れではありません。
数分で自然に乾く程度でいいですね。
使用後はさっぱりとして髪もさらりとしました。実際の水で流すシャンプーほどの感じとは言えませんが、使用前とは明らかに違います。
使用して感じたメリット
・個包装でかさばらない避難用に最適
・手軽にどこでも使える
・清潔感を保てて香りも癒される
使い心地は?
・手袋になっているので指まで動かせて扱いやすい
・液だれの心配もなく髪が拭けて便利
気になる部分
・あくまでも緊急用、頭皮やすべての汚れが落ちた感じではない
・使用後、手が少しべタつく、手を洗い流す水分は別に必要
結論、災害時に役立つか?
これは防災グッズとして役立つと思います。
災害時、衛生環境の悪化は健康被害など二次災害を引き起こす原因の一つです。
災害後の不安定な生活の中で水の使用が制限される中ではかなり有効ですね。
自分自身を清潔に保つことは、精神的な安定をもたらして、ストレスを軽減すると思います。あくまでも数日間の緊急用としてお勧めしますが、今回使用したものは、個包装でかさばらないので、避難袋に入れると役に立つだろうと感じました。
用途にあわせて選ぶ
いかがでしたか?災害時に役立つ「水のいらないシャンプー」
実は他にも水のいらないタイプのシャンプーはウエットティッシュタイプや泡タイプ、パウダータイプなど様々あります。
在宅避難で必要か?普段から持ち歩きたいか?何名で使用したいか?など、ご自身に合ったものを選んでみるのもいいかと思います。
参考商品 四国紙販売株式会社
ウエット手袋
水のいらない泡なしシャンプー
防災、防犯、危機管理全般のお役立ち情報を発信しています。ぜひフォローしてくださいね。