起業4年目 30代フリーランス夫婦が実践する「働き方改革」【地方移住/ストレスフリー/子育て】
私たちは田舎での暮らしを楽しみつつ、仕事については自分たちで小さな事業をつくって働いています。
20代の頃は都市部でのサラリーマンをした経験もありますが、勤めている組織が提唱する「働き方改革」だけでは自分たちのイメージする働き方はできないと感じ、移住をきっかけに思い切って起業しました。
今では家族ファーストで、無理なく仕事をすることができています。
今回はそんな私たちの仕事のスタイルを共有させてもらいます。
ひとつのサンプルとして参考になれば幸いです。
自分や家族の予定を決めてその隙間で仕事
サラリーマン時代は、平日は仕事、休日にリフレッシュというのが当然だと考えていました。
今の私たちの暮らしは、自分や家族の予定を最優先で組んでしまって、その隙間で仕事をするスタイルにしています。
先に予定を決めてしまうことで、「じゃあ、この仕事はここまでに終わっとかないとまずいよね」というような納期設定ができたり、「この仕事を入れるとこの予定に影響が出るから断ろう」という判断ができるようになりました。
予定管理についてはTimeTreeというアプリをつかって夫婦で予定を共有しています。色分けなどして視覚的に仕事の逼迫感等まで共有できるので、同じ方向を向いて仕事をするのにとても良いと考えています。
Slackなどの業務効率化ツールは夫婦間で仕事をする程度だとオーバースペックになるので、こういった簡単なアプリで十分です。
子どもが保育園に行っている間に仕事を詰め込む
昼間は夫婦で仕事にコミットしたいので、子どもには保育園に通ってもらっています。
朝の8時過ぎに夫婦のどちらかが子どもを送り届けると、そこから仕事がスタートします。夕方17時くらいになるとどちらかがお迎えに、どちらかが夕食の準備に取り掛かります。保育園の送り迎えが、仕事のON/OFFの合図になっているので、ダラダラと仕事をすることはありません。逆に言うと、その時間しか仕事が入れられないということでもあります。
中長期のスパンで見ると、予定の隙間で仕事をするというイメージで、1日単位で見ると、やりたい事を子どもが保育園に行っている間にこなすというイメージ。
家族の時間を先にバシッと決めてしまうことが、暮らしに良い刺激を与えてくれているように思います。
1日の前半と後半での時間の使い分け
1日の仕事の仕方として、意識していることが、「マネタイズできている仕事」と「マネタイズできていない仕事」を分けることです。
私たちのように、地方で夫婦で小さくやっているような事業者は、リソースとお金のバランスを上手くとらなければなりません。
1日の前半は「マネタイズできている仕事」に取り組むようにしています。
例えば、1万円の売り上げになる仕事があるとすると、これを朝イチに片付けてしまいます。そうすることで、とりあえず1万円分の売り上げを確保できます。
なるべく午前中に「マネタイズできてる仕事」に取り組んで、早めにその日の「日当」を稼いでしまうことで、午後には「まだマネタイズできてない仕事」に取り組むことができます。
これをルーティン化することで、毎日売り上げを出していることが精神衛生上良いはたらきとなり、また、「まだマネタイズできてない仕事」についても種まきをすることで将来に対する期待や意欲も高まっています。
今の生活にマッチしないことは手放す
二人三脚で家事、仕事、子育てをしている中で、家族>仕事>自分のやりたいこととなってしまうことは仕方がないことだと思います。
もともと夫はバイクや釣り、妻はダイビングが趣味でしたが、今の生活の隙間でその趣味を楽しむことができなくなってしまいました。
オフ日に時間があるなら子どもと遊ぶほうが有意義ですし、無理して趣味の時間をつくっても本気で楽しむことはできないと考えています。
そうであれば、今の暮らしにマッチした趣味を見つけることが人生を楽しむコツなのかな、と考えています。それまで興味のなかったアウトドアが今の私たち家族の共通の趣味になっています。子どもが小さいので無理せずデイキャンプにとどめていますが。
記事のまとめ
家族ファースト、隙間で仕事、1日にメリハリをつけて、お金になる仕事から手をつける。オフの日には家族で楽しめる今の生活にあったことを趣味にしてしまう。
そんな暮らしを実践して4年目ですが、ストレスをほとんど感じることなく生活できています。
数ある働き方のひとつとして何か参考になれば幸いです。