近所の空き家を交渉して民泊化 オープン2ヶ月経過で驚きの結果に【田舎の空き家】
2024年8月中旬に、築100年の古民家を利用した宿の運営を開始しました。
田舎に佇む古民家で、静けさや自然に囲まれた空間が、訪れるゲストにとって非日常を提供できる場所になればと考えています。スタートまでの詳細な流れについては以前の記事にまとめています。
今回は、8月から10月までの2ヶ月間の運営を振り返り、その中で感じたことや今後の課題についてお話ししたいと思います。
予約受付の開始と初期の状況
8月中旬にAirbnbとBooking.comでの予約受付を開始しました。
最初は手探り状態で、何をどのように設定すれば良いのか試行錯誤の連続でした。しかし、一棟貸しのプライベート空間に最大5人まで泊まれるということへの需要が一定数あるようで、少しずつ予約が入るようになりました。
土日の予約は自然に埋まる
一つの大きな発見だったのが、土日の予約が予想以上に埋まったことです。SNSや広告を活用して大々的なPRを行わなくても、プラットフォーム上でのリスティングや、古民家そのものが持つ魅力が自然とゲストを引き寄せてくれました。週末に京阪神からの旅行者が多く、都心の喧騒を逃れたいというニーズがうまく合致したようです。
9月は苦戦も、10月はレビューの力が大きく影響
夏休みが終わった9月は苦戦しました。夏休み期間中は家族連れや観光客の需要が高かったものの、9月になるとその勢いが一気に落ち着き、土日のみの稼働となってしまいました。
しかし、10月になると状況が変わり始めました。これには、AirbnbやBooking.comでのレビューが積み重なったことが大きな要因です。宿泊してくれたお客様が評価を残してくれたおかげで、少しずつ信頼度が高まり、新しいゲストが安心して予約を入れてくれるようになりました。
特に、ポジティブなレビューが増えるにつれて、平日にもポツポツと予約が入るようになり、宿の稼働率が向上しました。
実際の予約状況
8月中旬に予約受付を開始してから2ヶ月間の予約状況を振り返ると、次のような結果になりました。
- 8月:5泊
- 9月:6泊
- 10月:10泊
9月は予想以上に苦戦しましたが、10月はレビューの力を感じた月でした。レビューが増えることで、新規の予約が徐々に入り始め、特に平日でも少しずつ稼働が増えたことが嬉しい誤算でした。
平日の課題とインバウンド客の重要性
とはいえ、やはり大きな課題は平日をどう埋めるかです。土日だけでは稼働率が安定しないため、平日にも予約を入れてもらうための施策が必要だと感じています。その一つの鍵が、インバウンド客です。特に長期滞在を好む外国人旅行者が増えてきており、彼らは平日でも宿泊してくれる可能性が高いです。また、連泊してくれるお客様は、運営面でも非常に助かります。連泊するゲストが増えると、掃除の手間が省けるため、私自身が民泊を運営していることすら忘れるほどに管理が楽になるのです。
今後の展望と課題
今後の課題としては、平日をどう埋めるか、そしてインバウンド客の取り込みをどう強化するかが鍵となります。また、地元の観光資源や自然の魅力をよりアピールすることで、平日でも魅力を感じて宿泊してくれるゲストを増やしたいと考えています。特に、滞在型の宿泊プランや、季節ごとのイベントやアクティビティを取り入れることで、田舎ならではの魅力を最大限に引き出していければと思っています。
さらに、SNSを活用したプロモーションが重要になってくるでしょう。都市部とは異なる田舎の静けさや、築100年の古民家の歴史や趣をどう伝えるかがポイントです。これからも、お客様の声を大切にしながら、柔軟に運営を続けていきます。