平和を願う人へ。ジョージ・オーウェルの名言「戦争を終わらせる最も手っ取り早い方法は…」英語&和訳
こんにちは!ほんやく検定1級翻訳士の鈴木隆矢です。
今回はジョージ・オーウェルの名言をご紹介します。ジョージ・オーウェル(1903~1950年)は『動物農場』『1984』などの作品で知られるイギリスの作家です。
今回は、平和を願う人に届けたいジョージ・オーウェルの名言をご紹介します。
ご紹介する名言につきましては、BrainyQuote というアメリカのサイトに記載されているものをGoogleの書籍検索にかけ、それが英語圏の複数の書籍で使用されていることを確認の上、その人物の言葉として記事に掲載しております。
古い人物の言葉ですとそれが本当にその人物の言葉なのか確認が難しい場合もございますが、複数の書籍で使用されている言葉であれば、それがその人物の考えを反映した言葉であると判断できるのではないかという考えのもと記事を執筆しております。
平和を願う人へ。ジョージ・オーウェルの名言「戦争を終わらせる最も手っ取り早い方法は…」英語&和訳
「戦争を終わらせる最も手っ取り早い方法は、戦争に負けることである」
ジョージ・オーウェル(イギリスの作家)
けんかを終わらせるにはどうしたらいいのかなと。
けんかは、力が拮抗(きっこう)している者同士が争う場合もあれば、力の差がある者同士が争う場合もありますよね。
お互いの力が拮抗している場合、どちらかが「けんかをやめよう」と言えばそこでけんかが終わる可能性が高いと思うのですね。それはけんかを続けた場合のデメリットが大きいからですね。けんかを続ければ、お互いに深い傷を負うことになりますよね。
反対に、相手と力の差がある場合。例えば、猫と熊がけんかをした場合、熊が猫に殴られても大けがをすることはないと思うのですね。ただ、猫が熊に殴られれば、大けがをする可能性がある。その場合、熊が「けんかをやめよう」と言えば、そこでけんかが終わる可能性が高いと思うのですね。猫はけんかを続けるデメリットが大きいですからね。ただ、猫が「けんかをやめよう」と言っても、そこでけんかが終わらない可能性がある。それは、熊はけんかを続けるデメリットが小さいですからね。
争いごとにおいては立場が強い者がどう判断し、どう行動するかが重要なのだと思うのですね。
平和というのは憎しみが消えた先にあるのだと思うのですね。たとえ相手が死ぬまで殴り続けても、その憎しみが消えることはありませんよね。たとえ相手が死んでも、その憎しみはその家族や友人に引き継がれる。
お互いに認め合うこと、理解し合うこと、尊敬し合うこと、そこで初めて平和というのは実現可能になるのではないかなと。憎しみの連鎖から平穏な暮らしが生まれることはないと思うのですね。
平和を願う人へ。「戦争・平和」に関する世界の偉人の名言3選
いかがでしたでしょうか?今回はジョージ・オーウェルの名言をご紹介しました。
私が運営しているブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『ジョージ・オーウェルの名言集【英語原文と和訳】』(外部リンク)という記事では、今回ご紹介したものを含めて、ジョージ・オーウェルの名言を10句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。
また、私のブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『「戦争・平和」に関する名言集【英語原文と和訳】』(外部リンク)という記事では、「戦争・平和」に関する世界の偉人たちの名言を22句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。
では、最後に「戦争・平和」に関する世界の偉人の名言を3句ご紹介します。
「暴力によって平和を成し遂げることなどできない。平和は理解し合うことによってのみ成し遂げることができるのである」
ラルフ・ワルド・エマーソン(アメリカの思想家)
「平和とは、争いがない状態を言うのではありません。争いを平和的な手段で解決する能力を言うのです」
ロナルド・レーガン(アメリカ合衆国の第40代大統領)
「第三次世界大戦でどのような兵器が使われるかは分かりませんが、第四次世界大戦はこん棒と石で戦われるでしょう」
アルバート・アインシュタイン(ドイツ生まれの理論物理学者)
お読みいただき、ありがとうございました!