そのまま冷凍はNG!ピザ用チーズをパラパラに冷凍できる裏技
こんにちは、気象予報士&食養生アドバイザーのお天気ママです。
ピザ・グラタン・チーズトーストなど、大活躍のピザ用チーズですが、
冷蔵保存では傷みが早く、気付いたらカビが生えているなんてこともありますよね。
一方、冷凍保存では塊になって使いにくくなってしまいます。
実際私も、以前は冷凍保存で塊になっていたので、フォークを刺して崩したり、袋ごと台に叩きつけたりなど、困っていました。
しかし、この裏技を実践してからは、冷凍してもパラパラの状態が続くので、
割安の大袋を買っても最後まで使いきれて、時短で経済的になりました。
そこで今回は、私も実践しているピザ用チーズをパラパラで冷凍保存する方法を紹介します。
■裏技は「冷凍前に片栗粉をまぶす」
ピザ用チーズをパラパラで保存する裏技は、「冷凍前に片栗粉をまぶす」です。
片栗粉をまぶすことで、くっつきにくくなって、冷凍しても塊にならないのでとっても便利です。
カビが生える心配がなく、塊になる心配もいらないので、ストレスフリーでピザ用チーズを長期間保存できますよ。
小麦粉ではなく、片栗粉の理由は、片栗粉は加熱せずそのままでも食べられるからです。
ピザ用チーズは、タコスやタコライスにのせるなど加熱せずに食べる場合もあるので、
生食できない小麦粉ではなく、生食しても大丈夫な片栗粉のほうが、使い勝手が良いですよ。
ちなみに、大福の周りに白い粉がついていますが、これはくっつくのを予防するために片栗粉をつけて成形しているためです。
ここからも片栗粉が、くっつくことを予防するのに向いていることがわかりますね。
■片栗粉の量は200gのピザ用チーズで小さじ1
では、片栗粉をまぶす量はどれくらいが最適かを探るため、
片栗粉なしと、ピザ用チーズ200gに対して小さじ1と、大さじ1で比べてみました。
今回は家庭の冷凍庫の状況を再現するために、少し手で押して圧力をかけてから、冷凍しています。
片栗粉なしでは、ガチガチに固まって、お皿に叩きつけても崩れず、冷凍のままではパラパラの状態には戻りませんでした。
小さじ1は、冷凍前に圧力をかけたにもかかわらず全体にパラパラで、一部は塊になっていますが指ですぐにほぐすことができました。
大さじ1は、パラパラで塊には全くなっていませんが、粉っぽくお皿に片栗粉がだいぶ落ちていました。
冷凍の状態で比較すると、片栗粉をまぶす量は200gのピザ用チーズでは、片栗粉は小さじ1がよさそうです。
■片栗粉をまぶしすぎると伸びにくくなる
冷凍したチーズをトースターで焼いて、変化を比べてみました。
片栗粉なしは、100%チーズなので、すぐに溶けて表面が滑らかでよく伸びました。
小さじ1は、やや表面に凹凸はありましたが、溶けてよく伸びていました。
大さじ1は、溶けるのが遅く、表面のボコボコ感が強く、伸びにくく切れやすかったです。
焼いた状態から片栗粉をまぶす最適の量を判断しても、
200gのピザ用チーズでは小さじ1になりました。
■冷凍庫保存のポイント
ピザ用チーズが入っているパッケージ袋に片栗粉を加えて、
袋に空気を加えてよくふって、片栗粉が全体に混ざるようにします。
あとは、ある程度空気を残したまま開け口をしめて、冷凍庫で保存します。
冷凍庫では上に物はおかずに、出来るだけ圧力がかからないように保存をしてくださいね。
また少々塊になっても、片栗粉をまぶしておけば、
指でパラパラに戻るので使いやすいですよ。
■まとめ
今回は、ピザ用チーズをパラパラで冷凍保存する裏技を紹介しました。
開封前は冷蔵庫でいいのですが、次に使う予定がない時や長期保存したい時は、
200gに対して片栗粉を小さじ1程度まぶしてから冷凍することがおすすめです。
保存期間が延びるので、割安の大袋を購入しても、最後までおいしく食べられて経済的ですよ。
パラパラで冷凍保存をして、チーズ料理を楽しんでくださいね。
執筆/レシピ:お天気ママ(石田よしみ)
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気象予報士/国際中医薬膳師/健康気象アドバイザー/食生活指導士
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