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店主の衝撃発言「売れ過ぎると困る」街中の売店で品切れが続く「謎のスパイスカレー」その味と真相/藤沢市

ころんころライター(藤沢市)

今年6月6日、「看板なき“香る売店”」と記事にした、鵠沼海岸商店街でスパイス料理を売る売店『Beacon (ビーコン)』。参考記事:次々訪れる客の手には一体何が?「何屋か分からなくていい」店主がそう語る「看板なき“香る売店”」藤沢市

前回は、お店で一番人気の「ガパオライス」をご紹介しました。

今日は、繰り返す完売に何度も撃沈した(なかなかタイミングが合わず買えませんでした。泣)「スパイスビーコンカレー(1,300円)」にフォーカスします(心から予約をおすすめします)。

数日かけてペースト状になるまでじっくり炒めた「ヒグマ色玉ねぎ(あめ色をさらに炒めた状態のもの)」と、お肉(チキン・ポーク・ビーフ)、18種類のスパイスなどを加えて煮込む、辛口の「スパイスビーコンカレー」。

店主の齋藤さんは、「作るのに4日から1週間近くかかるカレーだから、正直売れ過ぎると困っちゃうメニューなんだよね。みなさん5分位で完食しますけど(笑)。『カレーは苦手だけどここのは食べられる』と話す方や、『体調を崩した時にこそ食べたい』と買いに来られるお客さんもいます。『ガパオライス』と並ぶ人気商品ですね」と話します。

「自家製レモンサワー」と一緒に
「自家製レモンサワー」と一緒に

五穀米、花椒・八角・鷹の爪で味付けられた半熟卵、素材ごとに調理された夏野菜、自家製ピクルス、そして独特の香りを放つ黒々としたルウがセットになった彩り豊かな同商品。

ルウは、見た目の想像とは違い、サラリとした質感をしています。

カレー自体は大人向けの辛さ。ヒグマ色玉ねぎとひき肉の旨みが、エッジの効いた痺れる辛さとわずかなほろ苦さによって引き立てられています。また、味わいに味噌や醤油などの調味料を連想させる「発酵したような奥深さ」があり、お米との相性は言わずもがな、どの素材にもスッと馴染み、互いの持ち味をさらに引き出すから驚きます。これは少量でご飯がグイグイ進む。

筆者も、新感覚な美味しさに食べる手が止まらず。テラス席で汗をにじませながら5分とかからず完食してしまい...

「もう食べちゃったの?ちゃんと味わって食べた?!」と怒られるかと思いましたが、「まるで『打ち上げ花火』みたいなメニューだよね!(笑)でも、作り手としてはそれが最高に嬉しい」と目を細めるダンディな斎藤さん。

手間ひまをかけて作り、一瞬でお客さんの胃の中に消えていく“儚くも美しい打ち上げ花火のような”「スパイスビーコンカレー」。ぜひ一度ご賞味あれ。

基本情報
店名:Beacon(ビーコン)(Rettyページ
住所:藤沢市鵠沼海岸2-2-9
アクセス:小田急江ノ島線「鵠沼海岸駅」より徒歩3分
電話:0466-54-8057
駐車場:無し(近隣のコインパーキングをご利用ください)
※PayPay決済対応

公式 Instagram(外部リンク)
※詳細は『Beacon』の公式サイトをご確認ください。

取材・校正協力 Beacon 齋藤様
※Beacon様のご協力により、撮影用商品の一部を無償でご提供いただきました。この場をお借りして、心より御礼申し上げます。

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ライター(藤沢市)

湘南エリアの複数メディアや紙面、昭文社「まっぷるトラベルガイド」などで、記事執筆&撮影を担当。取材スポットは1000ヶ所近く。そんな取材後記や、徒然なるままのゆるゆる日暮らしを、Instagramに綴っています。ほわっとあたたかくなる「神奈川県藤沢市」の情報をお届けできたら幸いです。※「毎週日曜の20時10分」に約1週間分の記事をまとめてお届けする「LINEでの配信」がスタートしました。ご登録いただくと藤沢市の話題(特に美味しいもの情報)に困りません。

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