今はなき“つじ田 奥の院”の味をカップ麺に再現?「つじ田監修 煮干しそば」をレビュー
「つじ田監修 煮干しそば」を食べてみました。(2024年5月28日発売・明星食品)
この商品は、2019年5月に惜しまれながらも閉店した煮干らーめん専門店“つじ田 奥の院”の味わいをカップ麺に再現したもので、鶏と煮干しの旨味が利いたスープにキリッとした“かえし(醤油ダレ)”を合わせ、そこにすすり心地の良い細めのノンフライ麺が相性良く馴染む奥行きのある一杯、“つじ田監修 煮干しそば”となっております。
では、今回の“つじ田監修 煮干しそば”がどれほど鶏や煮干しの旨味を利かせた“オトナの味わい”に仕上がっているのか?キリッとした“かえし(醤油ダレ)”や香味野菜、細めながらも弾力のあるノンフライ麺との相性やバランスなどじっくりと確認していきたいと思います。
まず1食(109g)当たり434kcal。
食塩相当量は6.6gです。
次に原材料を見てみると、鶏や煮干しの旨味を利かせ、キレの良い“かえし(醤油ダレ)”と合わせたことによって苦味すら感じるほどの煮干し感が際立ち、まさに“オトナの味わい”といった“つじ田 奥の院”らしい上品ながらも奥行きのある味わいを想像させる材料が並びます。
フタを開けてみると、ご覧の通り“かやく”、粉末スープ、液体スープといった3つの調味料などが入っています。
では、熱湯を注ぎ4分待ちます。(必要なお湯の目安量:400ml)
その後、粉末スープと液体スープを加えてよくかき混ぜたところがこちら。
先ほどまでの麺や各種具材がふっくらとした仕上がりとなり、鶏と煮干しの旨味をキレの良い“かえし(醤油ダレ)”とともにバランス良く合わせた本格的な一杯…といった印象の出来上がりです。
麺は、やや細い丸刃のノンフライで、細いながらもほどよい弾力とコシを併せ持ち、すすり心地の良い軽やかな仕様となっており、そこに鶏や煮干しの旨味をバランス良く合わせた濃い目の醤油スープがよく絡み、ニボニボとした風味や芳醇とも言える醤油の香りが後味良く抜けていきます。
トッピングには、こちらのチャーシュー以外にメンマ・“ねぎ”が使用されていて、特にこの具材は…カップ麺でよく見かける薄くカットされたチープな仕様で、じっくりと噛んで味わってみると…ほどよく味付けされた肉の旨味が滲み出す仕上がりでしたので、まずはスープとよく馴染ませながら食べ進め、後ほどもっちりとした細麺と一緒に絡めていただくと、より一層肉の旨味が際立って楽しめるかと思われます。
スープは、鶏や煮干しの旨味・風味を濃い目の“かえし(醤油ダレ)”と合わせたことによってコク深くもキリッとしたメリハリが心地良く、確かに“オトナの味わい”というだけあって多少の“えぐみ”や苦味すら旨味としたテイストとなっています。
ということで今回“つじ田監修 煮干しそば”を食べてみて、コク深くもキリッとした醤油スープに煮干しの苦味も感じさせる“オトナの味わい”に仕上げ、さり気なく利かせた香味野菜が食欲を掻き立て、そこに細めながらも弾力のあるノンフライ麺が相性良くマッチした味わい深い一杯となっていました。
ただ、どうしてもこの変な甘みが賛否ありそうなフレーバーといった印象で、一方ではニボニボ感がしっかりと感じられ、鶏のコクも合わせた醤油スープということもあって独特の“煮干しそば”が気軽に楽しめる風味豊かな一品でしたので、煮干し系が好みの方なら一度は試してみたくなる味わいと言えるのではないでしょうか?
詳しくはこちらの記事もご覧ください。(外部サイト)
「つじ田」監修カップ麺 “煮干しそば” 鶏の旨味に煮干しの風味をしっかりと利かせた濃い目の一杯