もし、サイン盗みがなかったら……。ワールドチャンピオンはどの球団だった!?
2017年にワールドシリーズを制したヒューストン・アストロズは、ホームの球場で相手バッテリーのサインを盗んでいた。その翌年にワールドチャンピオンとなったボストン・レッドソックスにも、サイン盗みの疑惑が浮上している。ジ・アスレティックのケン・ローゼンタールとエバン・ドレリックが報じた。
この2年とも、ワールドシリーズで敗れたのはロサンゼルス・ドジャースだ。また、ニューヨーク・ヤンキースは、2017年のリーグ・チャンピオンシップ・シリーズでアストロズ、2018年のディビジョン・シリーズはレッドソックスの前に屈した。2017年のディビジョン・シリーズと2018年のリーグ・チャンピオンシップ・シリーズは、どちらもアストロズとレッドソックスが対戦した。
ポストシーズンにおいて、2017年のアストロズは、ホームで8勝1敗、アウェーで3勝6敗だった。2018年のレッドソックスは、それぞれ4勝2敗と7勝1敗だ。
一方、ドジャースは、2017年と2018年のワールドシリーズを合計すると、アウェーで1勝4敗、ホームで3勝4敗となる。ヤンキースの場合、2017年のリーグ・チャンピオンシップ・シリーズと2018年のディビジョン・シリーズの合計は、アウェーで1勝5敗、ホームでは3勝2敗だ。
ちなみに、ドジャースとヤンキースは、2017年も2018年もレギュラーシーズンでは対戦していない。この2チームによるワールドシリーズは、ヤンキースの優勝が8度、ドジャースは3度。ただ、ドジャースのロサンゼルス移転後は2度ずつで、1963年と1981年はドジャース、1977年と1978年はヤンキースが優勝した。