ハラハラドキドキからポカーンまで!3月オススメの「絶対面白い映画」8本【上旬公開編】
アカデミー賞が終わってしまいましたねー。レオが主演男優賞を獲得し、あんなに「獲らないことを希望!」と言ってた割には「よかったねレオ!」と号泣しちゃったせいか虚脱状態になっちまった私ですが、待っちゃくれない新作映画は3月にも次々と公開されます!今月は良作が盛り沢山なので、【上旬公開編】4本と【下旬公開編】4本の、合計8本紹介しちゃいます。上旬の当たり日は5日なので、この週に何見るか、困っちゃうところですね~。ということで行ってみましょう。
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
2008年のリーマン・ショックの裏側で、いつかはじけるそのからくりを見抜いて勝ち逃げた男たち、そのギリギリの攻防を描く。「データ分析で真っ先に気づいた義眼の天才変人」「天才変人の動きから察知したこすっからいディーラー」「ウォール街の強欲に怒るヘッジファンドマネージャー」「オーガニックに暮らす世捨て人にして伝説の投資家」などの濃いキャラクターたちを、助演男優賞候補のクリスチャン・ベイルを始め、スティーブ・カレル、ライアン・ゴズリング、ブラッド・ピットなどの芸達者が好演。時にシニカルに時にコミカルに、ほとんど詐欺と言っていいインチキな金融業界を暴く、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のB面のような作品。
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
3月5日(土)公開
『ロブスター』
妻に捨てられ、パートナー探しの強制合宿に参加したデヴィッド。これから45日以内にカップル成立にならなければ、転換手術で自身が選んだ動物「ロブスター」に変えられてしまう――「独身禁止」の架空の世界を舞台に、ある中年男を主人公に描く愛を巡る悲喜劇は、シュールな設定と想像のはるか斜め上を行くぶっとんだ展開で、驚き呆れ「アホか!」と突っ込み不気味に慄き、ラストは何だか切ないという、空前絶後の怪作。コリン・ファレル、レイチェル・ワイズ、ベン・ウィショー、レア・セドゥという豪華キャストの豪華キャストも魅力。
『ロブスター』
3月5日(土)公開
『アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー』
1950年代からインテリアデザイナーとして活躍、ホワイトハウスの装飾の草食を任され、テキスタイルビジネスで成功をおさめたキャリアを持ち、同時に世界一のコスチューム・ジュエリーのコレクターでもあるアイリス・アプフェル。84歳にしてメトロポリタン美術館で開かれたそのファッション・コレクション展は驚異的な動員を記録し、94歳の今もNYのカルチャーシーンに影響を与え続けている。類稀なそのセンスの秘密と、成功をモノにした人生の極意に迫るドキュメンタリー。「ルールはない。あっても破るだけ」など名言の数々の中に見える果てしなく自由な精神が痛快かつ感動的。この作品が上旬のイチオシです~。
『アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー』
3月5日(土)より公開
『インサイダーズ 内部者たち』
財界の大物、ミレ財閥会長は、政界のフィクサーである新聞主幹イ・ガンヒを通じ、与党の次期大統領候補に莫大な不正献金を行う。ガンヒのもとで汚れ仕事を請け負う舎弟、アン・サングは、その裏帳簿を手に入れて利用しようとするも失敗、片腕を切られ組織を追われてしまう。2年後、不正を暴くことで出世を狙う検事ウ・ジャフンは、いまだ裏帳簿を隠し持つサングを利用しようとするが……。久々の韓国映画に出演のイ・ビョンホンは、強者の世の理不尽に反撃するチンピラを怪演。韓国の政財界の腐敗、その実態の冗談かと思うほどの黒さエロさ(というかバカさ?)に唖然。二転三転するストーリーも見どころ。
『インサイダーズ 内部者たち』
3月11日(金)公開
春のダイエット前に絶対見るべきドキュメンタリーや、岩井俊二監督の新作などご紹介した【下旬公開編】も是非。
それではみなさま、今月もよい映画ライフを!
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