【足立区】アクリルのアップサイクルパーツで自分だけのキーホルダーが作れるワークショップ体験したよレポ
東京メトロ千代田線、北綾瀬駅から徒歩13分に立地する、アクリルパーツの加工専門工場、有限会社三幸(足立区東和5-12-24)。工場での加工のほか、オリジナルのアクリル「TOKYO ACRYL」やアクセサリー用パーツの販売、ワークショップなどをおこなっています。
筆者は先日、キーホルダーづくりのワークショップに家族と一緒に参加しました。その様子と体験レポをお届けします!
三幸(miyuki acryl/ミユキ アクリル)さんは、創業から50年以上の歴史を持つアクリル加工の老舗企業。2007年には、足立区認定「足立ブランド」にも認定され、これまでにおよそ7,300種類のアクリルデザインを展開しています。
アクリルを使用した商品は、パスケースやスライドミラー、モーテルキーホルダーなどさまざま。「東京西側に多い美術芸術系の学生さんの卒業制作のサポートをおこなうことも多いですね」と代表取締役の小沢さん。また、海外からのお客さまも多いとのこと。
本来捨てられてしまうアクリルのアップサイクルパーツを使用したワークショップは、毎月定番のものと企画を変えたものを開催。子どもから大人まで幅広く楽しめる内容で、こうした個人向けのワークショップイベントにも注力されているそうです。
ワークショップスペースを併設した店舗の入口のドアを開けると、手描きの黒板風看板がお出迎えしてくれます。その後ろの棚にずらりと並ぶのは・・・
ポストカードのようにディスプレイされたオリジナルのアクリルがたくさん!
筆者は思わず「わー!キレイ〜!」と声が出ちゃいました。カラフルでキラキラな色合いや透明度の高いアクリル素材は、見ているだけで楽しいですよね。これから始まるワークショップ、楽しみすぎます〜!
では早速店内にお邪魔します。 こんにちは〜♪
おおーー!
レコードジャケットみたいなディスプレイがおしゃれです!壁にはレコード屋さんのようなおしゃれなアクリルのディスプレイ。仕切りで分けられた箱の中に同系色のアクリル素材がテーブルに集められいます。
予約の旨をスタッフさんにお伝えすると、まだ時間が早かったため「どうぞ店内ご覧になっていてくださいね〜」とのこと。もう店内を見ているだけでワクワクしちゃいます!
アクセサリーパーツの販売やアーティストさんとのコラボでデザイン商品化された商品の販売もあります。うーん、見ているだけでも楽しい〜!
今回参加したワークショップはこちら!
今回参加させていただいたワークショップの内容は、本来捨てられてしまうアクリルのかけらを自由に選んで、好きな文字を彫り色がつけられるキーホルダーがつくれるというもの。
パーツを自分で自由に選んでつくれるって楽しい!自分用でもいいですが、プレゼントにも良さそうです。
いざ、ワークショップスタート!
スタッフさんの準備が整い、いよいよワークショップの説明スタートです。まずはサンプルのキーホルダーを見せていただき、どんな感じに進めるかイメージしていきます。
【かけらでつくるキーホルダー 制作の流れ】
・まず、好きなアクリル・パーツを選ぶ
・掘りたい文字や言葉を考えておく
・彫刻された文字や言葉に色を入れる
・キーホルダー部分のパーツを選ぶ → 完成!
(文字を彫刻する、穴を開ける加工はスタッフのかたがご対応してくださいます)
アクリルパーツ選びからスタート!
まずは、キーホルダーにしたいアクリルパーツを選びます。これがなかなか悩みます〜!
たくさんのかけらパーツがあり、個性ある形、さまざまな色、同じ形がほぼない大きさ・・・仕分けられたアクリルを見れば見るほど想像力がふくらみます。
これはくり抜いたあとなのかな?気になる形!
個性的な柄のかけらもありますよ〜!
いろいろ悩んだ結果、筆者は比較的大きめで、かじった跡みたいな形がかわいいアクリルを2枚(写真左下)を選びました!
アクリルに掘りたい文字を彫刻
どのアクリルにするか決めたら、スタッフさんに専門の機械で文字を彫っていただきます!
文字をパソコンに打ち込み、アクリルのどこから文字を彫刻するかを決めて機械にセットすると、おおお!彫刻部分が「シャーッ」っと動いて、彫刻はものの数秒であっという間に完了!早い!
ちなみに、現地でアクリルに入れたい文字や言葉を決めるのは意外と悩むので、どんな言葉を入れるか、いくつか考えてからワークショップに参加するとスムーズかもしれません!
彫られた文字に色を入れます
アクリルに掘られた文字や言葉に好きな色を入れます。色入れには、マーカーやガンプラに使う色材を使いますよ。細かい文字の溝に、楊枝で色材を埋め込んでいく感じです。
どの色にしようか・・・?
アクリルの色(地の色)と文字に入れる色の組み合わせも悩みます!
色を決めたら文字の溝に色材を埋めるように爪楊枝で塗っていきます。色材を乗せたら、ヘラで均等に伸ばし完全に乾燥させます。はみ出した余計な色部分は薬剤で取り除くので、はみ出てしまっても大丈夫です!
色の部分が乾いたら、余計な色部分を薬剤で取り除いていきます。
追加で好きなパーツをくっつけることもできますよ。パーツは好きなだけ足すことができて、その重量によって通常ワークショップ料金にプラスとなります。
筆者はキラッと光っている(ように見える)蛍光ピンクのパーツをおまけに選びました!筆の先に接着剤をつけてパーツの裏部分に滑り込ませてソッとくっつけます。
キーホルダーパーツを選びます
さて、アクリルのパーツ加工が終わったら、完成まであと少しです!
最後は、キーホルダーパーツと丸カンを選び、パーツを通す穴の位置を決めます。キーホルダーパーツは、ゴールド、シルバー、ワイヤーキーリングタイプのものなど何種類かありますので、好きなものを選べますよ。
オリジナルキーホルダー完成!
できました!
キーホルダーパーツをつける位置と穴の位置を決めてパーツを通せば、オリジナルキーホルダー完成です!やったー♪
ワークショップ以外に工場体験&見学も開催中
ミユキアクリルさんでは、このようなワークショップ以外に工場体験や見学もおこなっています。貴重なアクリルの加工シーンが見られたり、熟練の職人さんのお話がお聞きできたりするそうで、筆者はこちらにも興味津々です!
4月開催ワークショップと工場体験(peatexで募集中)
・SDGsめだまモンスターワークショップ
・アクリル屋さんのモーテルキーワークショップ
・こっそりセミナー・ワークショップ でんわにはでられなくなるイヤーカフ
・磨いてつくる指輪ワークショップ
・アクリルイヤリングを作るワークショップ/アクセサリー体験
・クリエイターになりたい人の工場体験・工場見学
(募集が終了している場合や都合により変更する可能性もあります。詳細はSNSをご確認ください)
目で見てワクワク!手に取っても楽しめる!
今回、アクリルを使ったキーホルダー作りのワークショップに参加してみて筆者が感じたのは、カラフルでポップなアクリル素材を目で見てワクワク!さらに、自分の手を動かしてものづくりを体験する楽しさです。スマホなどのデジタル機器からちょっと離れて、色を塗ったり想像を膨らませたりするのはとても新鮮でした。
ワークショップやカラフルなアクリルの世界に興味がある方は、ぜひミユキアクリルさんを訪れてみてくださいね。