最大5,000円分もらえる!押さえておきたいマイナポイントのもらい方と注意点
9月1日から、マイナンバーカードを持っている人を対象とした、マイナポイント事業が始まりました。
民間調査会社のMMD研究所が7月下旬に行ったインターネット調査(スマートフォンを所有する18~69歳の男女対象)では、
「マイナポイント事業」についての認知度は83.1%と高い水準でしたが、「内容を把握している」という人は35.5%と低い状況でした。
マイナポイント事業とは何なのか、申込方法、必要なもの、押さえておきたい注意点、マイナンバーカードの取得方法について簡潔にわかりやすくまとめていきます。
◎マイナポイント事業って?
マイナポイント事業とは、マイナンバーカードを使って事前に申込と予約をすることで、2020年9月1日から2021年3月31日の間に申込時に選んだ特定のキャッシュレス決済サービスを使ってチャージや買い物をすると、上限5000円分(利用金額20,000円に対し25%還元)のポイントがもらえるという制度です。
◎申込方法は?
1.まずはマイナンバーカードを用意
マイナポイントをもらうためにまず必要なのは、マイナンバーカードです。
マイナンバーカードの取得方法についてはのちほどご説明しますが、マイナンバーカードは申請から交付まで、1か月ほどかかるとされているので、まだもっていないという方はマイナポイントの恩恵を受けるためにも、お早めの申請をしましょう。
2.予約・申込時に必要なのは?
マイナンバーカードを手元に用意したら、次はマイナポイントの予約と申込をします。
ここで必要なのは、マイナンバーカードの申請時or受取時に設定した「数字4桁」のパスワードです。
これを忘れてしまっていると、窓口へ再設定にいかなければならないので注意してください。
また、SuicaやPASMO、三井住友カードなどをはじめ、利用する決済サービスによってはマイナポイントの予約・申込をする前に、決済サービス側の事前登録が必要な場合もあります。
事前登録が必要なサービスはこちらをご確認下さい。
そして、マイナンバーカードを読み取れるスマートフォン、もしくはパソコンとマイナンバーカードを読み取れるICカードリーダーが必要となります。
※対応のスマートフォンやパソコンを準備できないという人も、安心してください。詳しくは後述しますが、もしも対応のスマートフォンやパソコンを持っていない場合でもマイナポイントの手続は可能です。
3.予約・申込へ
上記がすべて準備でき次第、実際にマイナポイントの予約・申込をすることなります。基本的にはページの指示通りに進むことで簡単に手続が可能です。
・Android/iPhoneの場合
AndroidであればGoogle Play、iPhoneであればApp Storeで「マイナポイント」アプリをインストールし、アプリ上から手続をします。
対応機種はAndroidはAQUOS、Xperia、Galaxyなど、iPhoneはiPhone7以降のものとなっています。
詳しい対応機種についてはこちらをご確認下さい。
数字4桁のパスワードの入力を3回間違えるとロックされてしまい、解除するためには市区町村の窓口へいくこととなるので注意してください。
・パソコンの場合
「マイキーID作成・登録準備ソフト」をインストールし、ICカードリーダーでマイナンバーカードを読み取り、マイナポイント予約・申込サイトにて手続を行います。
対応ICカードリーダーについてはこちらをご確認下さい。
数字4桁のパスワードの入力を3回間違えるとロックされてしまい、解除するためには市区町村の窓口へいくこととなるので注意してください。
詳しい手続方法はこちらの動画
もしくはマイナポイント事業ポータルサイトからご確認下さい。
◎勘違いしがちな注意点
・マイナンバーカードが必要なのは予約・申込時のみ
マイナンバーカードでポイントをもらうというと、マイナンバーカードを常に持ち歩かないといけないのではないかと心配な人もいるのではないでしょうか。
マイナポイント事業でマイナンバーカードは必要なのは、マイナポイントの予約・申込時のみです。
買い物のたびに提示する必要はないので、安心してください。
・自宅以外でも申込ができる
マイナポイントの予約・申込をするにあたり、対応するスマートフォンやパソコンを持っていない場合、市区町村窓口・郵便局・コンビニ(マルチコピー機・ATM)・携帯ショップなど、「マイナポイント手続スポット」での予約・申込が可能です。
こちらからマイナポイント手続スポットの検索が可能なので、自宅での申込が難しいという方はぜひ検索してみてください。
・もらえるのはマイナポイントじゃない
「マイナポイント」という名前がついていますが、「マイナポイント」としてポイントが付与されるではありません。
付与されるのは申込時に自分が選んだ決済サービスのポイントです。
各種クレジットカードや交通系IC、QRコード決済が対象となっており、普段使っているサービスを登録することで、そのサービスのポイントをもらうことができます。
対象決済サービスはこちら。
・選べる決済サービスは1つのみ
マイナポイント事業で5,000円分のポイントをもらうために予約・申込ができる決済サービスは1つだけとなっています。
申込をするのは、期間中にポイント還元の上限金額である20,000円に達するであろう普段から使っている決済サービスにしましょう。
◎マイナンバーカードの取得方法
最後にマイナンバーカードをまだ持っていないけどポイントがほしいという方のために、マイナンバーカードの取得方法をおさらいしていきます。
通知カードと同封されていた交付申請書があるという方は、
1.スマートフォンでの申請
2.パソコンでの申請
3.郵送での申請
4.街中の証明用写真機での申請
が可能です。
特に、1、2、3はオンライン申請サイトや端末上で写真のアップロードもでき、すぐに申請ができるので簡単です。
郵送の場合は通知カードと同封されていた交付申請書に記入して送付することで申請が可能です。
また、交付申請書をなくしてしまった場合は窓口で申請をするか、交付申請書をダウンロードして郵送での申請をすることもできます。
上記の方法で申請をしたのち、約1か月程度で申請をした市区町村からはがきの交付通知書が届くので、交付通知書、通知カード、本人確認書類をもって、交付通知書に記載された交付場所までマイナンバーカードを受け取りに行きましょう。
マイナンバーカードの受け取りの際に設定したパスワードは、マイナポイントの予約・申込でも必要ですし、その後も何かの手続の際にずっと使うことになるので、忘れずに何かにメモするようにしてくださいね!
事前に予約・申込という手間はありますが、マイナンバーカードがあれば、手続をするだけで普段使っている決済サービスのポイントが、通常のポイントに加えて最大5,000円分ももらえるマイナポイント事業。
5,000円って、とても大きいですし、もらえるものはもらっておくに越したことはありません。
マイナポイント事業のサイトには、「マイナポイントの予約者数が予算の上限に達した場合には、マイナポイントの予約を締め切る可能性があります」との記載もあります。
今回の事業に充てられた政府予算は約2478億円程度となっており、ポイント付与の原資は約2000億円程度の為、マイナポイントを貰えるのは先着約4000万人程度という計算になります。
現時点では、マイナンバーカードの所有者は約2436万人程度なので、まだまだ余裕がありますが、予算(人数)上限に達し次第受付を終了する可能性が高いので、早めにお手続を済ませておきましょう。
まだマイナンバーカードを持っていないという方は申請から取得まで1か月かかるのでマイナポイントの期間に間に合うようにまずはマイナンバーカードの取得から、もう持っているという方はすぐにマイナポイントの予約・申込をして、25%還元の恩恵を受けましょう!