3日間に投手5人をトレードで放出しても、この球団の「ファイヤー・セール」はまだ終わりじゃない!?
7月26日から28日までの3日間に、シカゴ・ホワイトソックスは、5人の投手をトレードで放出した。
先発投手が2人とリリーフ投手が3人、トレードは5件ではなく3件だ。それぞれのトレードにより、ルーカス・ジオリトとレイナルド・ロペスがロサンゼルス・エンジェルス、ランス・リンとジョー・ケリーがロサンゼルス・ドジャース、ケンドール・グレイブマンはヒューストン・アストロズへ移った。
彼らと交換に、ホワイトソックスは計6人の選手を獲得した。エンジェルスから捕手のエドガー・クエロと先発投手のカイ・ブッシュ、ドジャースから外野手のトレイス・トンプソンと先発投手のニック・ナストリーニとリリーフ投手のジョーダン・リーザー、アストロズからは捕手のコリー・リーを得た。
6人のうち、32歳のトンプソン以外は、25歳以下。捕手のクエロとリーは、20歳と25歳だ。4人はメジャーデビューしておらず、リーのメジャーリーグ出場も、昨シーズンの12試合だけ。トンプソンはメジャーリーグ7年目だが、2025年のオフまでFAにはならない。
ホワイトソックスのファイヤー・セールは、これで終わりではないだろう。リリーフ投手のキーナン・ミドルトン、捕手のヤズマニ・グランダル、ミドル・インフィルダーのエルビス・アンドゥルースは、オフにFAとなる。
今シーズン、ミドルトンは、38登板で35.1イニングを投げ、奪三振率11.72と与四球率4.08、防御率3.82を記録している。グランダルとアンドゥルースは打撃不振ながら、ポジションという点からすると、需要はあるかもしれない。
また、ESPNのジェシー・ロジャースによると、来シーズンの契約が球団オプションの遊撃手、ティム・アンダーソンには、マイアミ・マーリンズが興味を示しているという。