安心して食事をしてもらうために大事なこと
秋ならではの食材や食品をスーパーやコンビニで見かけるようになりましたね。我が家の介護メンズも「食欲の秋」モードに入ったようで「○○が食べたい」「~を買ってきて」という始末。でも、言われるがままに買ってきて出していたら、大変なことになる事もあるのでそこはうまくごまかしています。我が家の介護メンズは免疫力が普通の人より低いので特に「食中毒」に関してはかなり気にしています。そこで今回は「食事のコツ」ではなく「食中毒に対する配慮」について書かせて頂きます。
食事を作る人の気を付けるポイントは下記の5点です。
①買ってきたものはすぐに冷蔵庫に入れる:冷凍品、冷蔵品はもちろん買ってきたものはできるだけ冷蔵庫に入れてください。9月の下旬になって涼しさも感じてきて買ったものをそのまま出しておくと傷みやすいので買って来たらすぐに冷蔵庫などに入れてください。
②作ったらすぐに食べる:これは、食べる側も出来立てを食べられるので特に食べる側も問題なく受け入れてくれます。
③作るときは、キッチンに専用の手洗い洗剤を置いて食材ごとに手を洗い、調理器具も洗う:これは、料理をする上で一番大切です。材料を着る順番も野菜を切り終えてから、肉や魚を着る等順番を決めておくことも大切です。
④体調が何となく優れない、疲れている時は刺身などの「ナマモノ」を食べない:普段の体調なら問題が無くても少し体調がすぐれない、お腹の調子がいまいち…という時には「ナマモノ」は食べない。体調が悪いときは免疫力が低下しています。普段なら問題なくても食べられても、菌やウィルスに対する抵抗力が低下している時に食べると体調を崩すときがあります。なので「いつもより元気がないかな?」と感じたら「ナマモノ」を出すのは控えましょう。
⑤食事を作る人も体調がすぐれない時は無理に作らない:作る人の体調が悪いときに無理して食事を用意すると、作る人が持っている菌やウィルスが食事を通して食べる人の口に入ってしまうことがあります。なので、作る人が体調がすぐれない時は無理をして作らず、冷凍食品やレトルト食品を上手に利用しましょう。もし「レトルト食品は食べない」なんて言われたら、怒りの気持ちをなんとか抑えて「災害時に食べられるものを探す日です」と言い切ってしまいます。非常時に食べられるものを平時から知っておくと、自宅に備蓄しておけるのでこれはオススメしたいです。
介護が必要な方は免疫力が低下している方も多いので、ちょっとした油断から食中毒を起こすと治療に時間を要したりと命に係わる大変な事態になりかねません。
なので普段は「はいはい」と食べたいものを作ったり買ってきたりする私ですが、これからインフルエンザなどの感染症も流行るこれからの季節は、食事に関しては少し慎重になります。
「カキフライが食べたい」と言われると、必ずと言っていいほど「体調は?お腹の具合は?」と確認します。そこで誰か一人でも体調がすぐれなかったり、疲れているときは「また今度」と言い切ります。「誰か一人がお腹を壊したりしたら大変だから」ときちんと話します。介護メンズは「なぜ、それが今食べられないか?」を話さないと「なんで?」と揉めるので、そこは毅然と話します。
体調を崩したことで「食べることが嫌いになるというトラウマができないように。」するのが、筋力や体力維持にとって基本となります。作る側のちょっとした配慮で防ぐことができるので、できることからで良いので少しずつでいいので意識してみてください。